クルマ漬けの毎日から

2022.12.31

取材を通して見た「2022年」後編【クロプリー編集長コラム】

9月 マクマートリー・スピアリング

ファンカーで型破りなマクマートリー・スピアリングは、2022年に大成功を収めた。

まず、グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで、元F1ドライバーのマックス・チルトンがスピアリングを駆って、グッドウッド・ヒルクライムの新記録を樹立。

次に、スピアリングを誕生させたマクマートリー・オートモーティブが、ロイヤル・オートモビル・クラブ(RAC)のシムズ・メダルを受賞した(シムズ・メダルとは、RACが革新的な創造に対して授与する賞。RACの有名なデュアー・トロフィと同時期に発表される)。

近い将来、スピアリングの市販モデルが100万ポンド弱の価格で登場するだろうと、マクマートリーの関係者はコメントしている。

9月 ロータスのEV「エレトレ」

ロータスは、EVのSUV「エレトレ」をロンドン郊外のハンプトンコート宮殿に展示し、注目を集めた。

近年、ハンプトンコートで毎年開催されているこのイベントは、世界最大規模のクラシックカーのコンクール・オブ・エレガンス。

デザイン担当上級副社長のピーター・ホーバリーは、エレトレの見込み客に説明するために会場に来ていた。

実際、何人かの人たちがその場でエレトレを発注。だれもがエレトレのサイズを歓迎するとは思えないが、ゆとりのあるリアの室内空間は、中国の人たちを魅了するだろう。

記事に関わった人々

  • 執筆

    スティーブ・クロプリー

    Steve Cropley

    AUTOCAR UK Editor-in-chief。オフィスの最も古株だが好奇心は誰にも負けない。クルマのテクノロジーは、私が長い時間を掛けて蓄積してきた常識をたったの数年で覆してくる。週が変われば、新たな驚きを与えてくれるのだから、1年後なんて全く読めない。だからこそ、いつまでもフレッシュでいられるのだろう。クルマも私も。

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