クルマ漬けの毎日から

2023.04.09

モーガンCEOのマッシモ・フマローラ氏にインタビューしました。ここでは、とくに印象に残ったコメントをお伝えします。

モーガンCEOが語る「ふさわしい方法」【クロプリー編集長コラム】

もくじ

愛好家を大切に 新市場へ

translation:Kaoru Kojima(小島 薫)

愛好家を大切に 新市場へ

モーガン新CEOのマッシモ・フマローラ氏にインタビューし、洞察力に富んだ話を聞くことができた。

国際自動車ビジネスでの豊富な経験を持つフマローラは、老舗のこの自動車会社で新たな事業計画を推し進めようとしている。

モーガンCEOのマッシモ・フマローラ氏(左)にロンドン・ショールームで取材するクロプリー編集長(右)。フマローラ氏は2022年4月にCEOに就任。

モーガンのCEOは、新たな市場を目指す多くの人たちとは異なり、セレブや若者をイメージとして起用したり、ポップカルチャーと結びつけたりといった、昨今の新型車ローンチに定着している手法をとることには懐疑的だ。

モーガン・スーパー3

フマローラはモーガンを愛する人たちが驚き、狼狽するような方法で市場を拡大しようとは考えていない。

モーガンを買う人たちはこのブランドへの愛着が強く、また長年にわたる大切な顧客であることも珍しくない。
実際、そういう客は必要なクルマを買うというよりも、欲しいクルマを買うゆとりのある人たちだという。

モーガン・スーパー3

さらに、フマローラはこんなことも言っていた。

「モーガンに乗れば、若返った気分になります。たとえあなたが何歳であろうと」

記事に関わった人々

  • 執筆

    スティーブ・クロプリー

    Steve Cropley

    AUTOCAR UK Editor-in-chief。オフィスの最も古株だが好奇心は誰にも負けない。クルマのテクノロジーは、私が長い時間を掛けて蓄積してきた常識をたったの数年で覆してくる。週が変われば、新たな驚きを与えてくれるのだから、1年後なんて全く読めない。だからこそ、いつまでもフレッシュでいられるのだろう。クルマも私も。

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