クルマ漬けの毎日から

2023.05.27

今週はジープ・ラングラー・アンリミテッド2.0ルビコンに試乗しています。3月にラングラーに試乗して以来、待ち焦がれていたジープと過ごす日々がやって来ました。

ジープ・ラングラーに再び試乗【クロプリー編集長コラム】

もくじ

驚くべきグリップ
地元の泥道ドライブ

translation:Kaoru Kojima(小島 薫)

驚くべきグリップ

このところオフロードを運転する機会が例年よりも多く、3月に続いて、今月また別のジープ・ラングラーに試乗している。

今回のラングラーは、ロングホイールベースの白のルビコン。このクルマにはルーフに折りたたみ式テントが付いている。

今回試乗したジープ・ラングラー・アンリミテッド2.0ルビコン(英国仕様)

移動式の宿泊施設を探していたわけではないが、たまたまそうなったのだ(ベッド&ブレックファストのほうが私の好み)。

またこのラングラーは、グッドリッチの最新のオフロードタイヤを履いている。一般道ではノイズが気になるが、泥地や湿地の草の上では信じられないほどグリップ力が高い。

地元の泥道ドライブ

今日はこのラングラーで運転しやすい地元の脇道を走ってみることにした。

ずっと以前、2台のランドローバーを持っていた時に、息子たちに運転を覚えさせるためによく通っていた道だ。

ぬかるんだ小道を歩行スピードで進んでいくのは、なんとシンプルな楽しみだろう。

舗装されていない泥道をゆっくりザバザバと、しかもなるべく軽く地面を踏むようにして進んでいく。数時間のあいだ、人の姿はまったく見なかった。

前回と同じように、このラングラーも素晴らしかった。

じつは、ガソリンエンジンを搭載するこの最新のイギリス仕様のラングラーをどのように捉えたらよいものかと、ずっと考えていた。

というのも現在、左ハンドルの国々ではリアアクスルが電化された4xe(フォーバイイー)を手に入れることができるから。だが、最新のガソリンエンジンのみの動力を備えるラングラーが、私の楽しみを制限することはまったくないとすぐにわかった。

    記事に関わった人々

    • 執筆

      スティーブ・クロプリー

      Steve Cropley

      役職:編集長
      50年にわたりクルマのテストと執筆に携わり、その半分以上の期間を、1895年創刊の世界最古の自動車専門誌AUTOCARの編集長として過ごしてきた。豪州でジャーナリストとしてのキャリアをスタートさせ、英国に移住してからもさまざまな媒体で活動。自身で創刊した自動車雑誌が出版社の目にとまり、AUTOCARと合流することに。コベントリー大学の客員教授や英国自動車博物館の理事も務める。クルマと自動車業界を愛してやまない。

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