クルマ漬けの毎日から

2023.06.16

新型SUV「イネオス・グレナディア」は2022年夏に英国でデビュー。英国の新興自動車メーカー「イネオス」が送り出したこの新型車が、今どのような立ち位置にあるのかをお伝えします。

英国新興メーカーの新型SUV「イネオス・グレナディア」の今【クロプリー編集長コラム】

もくじ

課題 見事に乗り越えた!
友人も グレナディア購入

translation:Kaoru Kojima(小島 薫)

課題 見事に乗り越えた!

新興自動車メーカーのイネオスは、新型車「グレナディア」の課題をすべて乗り越えたようで、私は感心している。

まったく新しいクルマをつくり、マーケットに定着させることがどれほど難しいかを知っている人たちのなかには、この新型SUVについて否定的な見方をする人が多かった。

だが、イネオス・グレナディアはこれまでのところ、見た目は十分か、また性能は大丈夫かという段階は突破した。

そして現在、早期にグレナディアを購入した人たちは、重要項目の大部分に満足しているようだ。

友人も グレナディア購入

最近、私の友人もイネオス・グレナディアを手に入れた。

グレナディアの長所(質感、ペダルやギアなどのコントロール系、インテリアレイアウト、驚くべき洗練性)をとても気に入っている。

友人は当初、古めかしいステアリングは欠点だと思っていた。

だが、だんだん慣れてきて、今では気にならなくなってきたと話している。

グレナディアの年間生産台数や利益率については、まだ明らかになっていない。

だが、2016年に旧型ディフェンダーの生産終了が発表された時、イギリスの象徴的な四駆をもう買うことができないのなら「自分で製造しよう」と考えたジム・ラトクリフの衝動的な決断から始まったこのプロジェクトは、成功したとAUTOCARが評価する日は近づきつつある。

記事に関わった人々

  • 執筆

    スティーブ・クロプリー

    Steve Cropley

    AUTOCAR UK Editor-in-chief。オフィスの最も古株だが好奇心は誰にも負けない。クルマのテクノロジーは、私が長い時間を掛けて蓄積してきた常識をたったの数年で覆してくる。週が変われば、新たな驚きを与えてくれるのだから、1年後なんて全く読めない。だからこそ、いつまでもフレッシュでいられるのだろう。クルマも私も。

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