Juju(野田樹潤)ブログ

2023.06.28

Juju(野田樹潤)の2023シーズン。EFO(ユーロフォーミュラオープン)の第4戦、ハンガリー、ハンガロリンク・サーキットから届いたレース・レポートです。

【Juju(野田樹潤)ブログ】第88話:EFOで初の表彰台! トップ争いも ユーロ・フォーミュラ・オープンチャンピオンシップ(EFO)ラウンド3

もくじ

期待が持てる僅差、予選5位!
ついに獲得! 3位表彰台!
2位じゃ満足できない! 結果に納得

期待が持てる僅差、予選5位!

皆さんこんにちは! Juju(野田樹潤)です。

わたしは今ハンガリーにいて、EFO(ユーロフォーミュラオープン)の第4戦、ハンガロリンクのレースを終えたところです。

今回のレポートはちょっと予想外だった今週末のレースを振り返ります。

前回のバレルンガのレース(ドレクセラーカップ/ジノックスF2000トロフィー)ではエンジンとシャシーの修理がギリギリで間に合い、予選ではポールポジションを獲得。レースでは3位表彰台/トップチェッカーというすばらしい結果を残すことができました。これは本当にマシンの修理に関わってくれたメカニックをはじめとするチームみんなでで掴んだ勝利だと実感しました。

今回は6台エントリーの常連、チームモトパークが支配する(笑)EFOなので、そう簡単に上位に食い込むことは難しいはず。 写真:NODAレーシング

わたし自身の調子も上向いている? でも今回は6台エントリーの常連、チームモトパークが支配する(笑)EFOなので、そう簡単に上位に食い込むことは難しいはず。

木曜日のフリー走行でもトップタイムを記録するなど、今回わたしは出だしから好調。そこからセッティングを試しながら金曜日の公式練習でさらにタイムをつめて総合2位のタイムを記録!

ライバルチームのメカニックがわたしたちのピットにやってきて「Jujuなら勝てるから、俺たちの分も頑張ってくれ」と作業を手伝ってくれたそう。 写真:NODAレーシング

後で野田監督に聞いた話なのですが、この日の夜ライバルチームのメカニックがわたしたちのピットにやってきて「Jujuなら勝てるから、俺たちの分も頑張ってくれ」と作業を手伝ってくれたそう。意外な友情にレースのすばらしさを実感させられたのでした。

予選は中盤にわたしがベストタイムを記録して終盤までタイミングボードのトップに! そこでモトパーク勢は予選終了間際に2セット目の新品タイヤを投入してアタックを敢行し、わたしは5位まで落ちてしまいました。

とはいえレギュレーションでいくと週末を通して使えるタイヤは4セットで、わたしは3レースをニュータイヤ3セットで戦うことができますが、モトパーク勢はいずれかのレースで中古タイヤを使用しなくてはなりません。予選で2セット投入したのはとても不可解です。

ポールポジションという名誉を逃したのはちょっぴり残念ですが、実はこの結果は狙った通りのものだったのです。

記事に関わった人々

  • 執筆

    Juju(野田樹潤)

    Juju Noda

    2006年生まれ。3歳でカートを始める。経験を積み、9歳で最年少デビューを果たしたFIA-F4マシンでは11歳で「U-17大会」に出場。2018年にはF3マシンに挑戦し、2020年はデンマークF4参戦デビューウィン。2021年はアメリカF4 USとデンマークF4。2022年は「Wシリーズ」ドライバーオブザイヤーを獲得。2023年に獲得したユーロフォーミュラのウィナー、ZinoxF2000のチャンピオンはいずれも女性初。2024年日本最高峰レースのスーパーフォーミュラに史上最年少、日本人女性初のデビューを果たす。目標は「日本人初の女性F1/フォーミュラEのドライバーになって、チャンピオンになること」。2024年8月、FORBES JAPAN 30 UNDER 30 2024「世界を変える30歳未満」30人に選出された。
 
 

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