クルマ漬けの毎日から

2024.01.18

2台のEV、アウディSQ8とジープ・アベンジャーに試乗中です【クロプリー編集長コラム】

翌日:ジープ・アベンジャーも やって来た!

新年早々またしても、よくあることが起きた。1台のクルマに集中したいと思っていると、魅力的な2台目が届くのだ。

今日、感じの良い人が私を訪ねて来て、ジープ・アベンジャーを届けてくれた。アベンジャーは「欧州カー・オブ・ザ・イヤー2023」を受賞した大変評価の高いEV。

数か月前に同僚のマーク・ティショーのいささか興奮気味な初試乗記を読んで以来、アベンジャーを運転することをずっと楽しみにしていた。

ジープの欧州復活 アベンジャーが牽引

アベンジャーはイギリスで「スーパーミニ」と呼ばれるカテゴリーの小型車よりもほんの少し大きいクルマ。その最上級モデルが価格約740万円というのは、高額だと感じる。それに車内スペースについては、広くてゆとりがあるとは言い切れない。なぜなら、ホイールがボディ内側に入り込んでいるからだ。しかし、この2点を除けば、アベンジャーは優秀である。

スタイリング、快適なシート、コントロール系の優れた視認性と操作性のわかりやすさ、航続距離と性能とのバランスなど、どれも素晴らしい。

一番驚いたのは、乗り心地の良さである。我が家の周辺にある状態の悪い道路で凸凹を超える時も、快適なのだ。そこは(価格が2倍の)アウディSQ8では、乗り心地が悪いと感じる場所なのだが。

アベンジャーは、ヨーロッパにおけるジープ復活を約束するモデルであることはまちがいない。

記事に関わった人々

  • 執筆

    スティーブ・クロプリー

    Steve Cropley

    AUTOCAR UK Editor-in-chief。オフィスの最も古株だが好奇心は誰にも負けない。クルマのテクノロジーは、私が長い時間を掛けて蓄積してきた常識をたったの数年で覆してくる。週が変われば、新たな驚きを与えてくれるのだから、1年後なんて全く読めない。だからこそ、いつまでもフレッシュでいられるのだろう。クルマも私も。

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