クルマ漬けの毎日から

2024.06.12

この1年近く、クロプリー家では4台目のクルマ選びをしていました。最近ようやくその答えが見つかりました。

我が家の4台目、フォード・レンジャー・ラプターに決定!【クロプリー編集長コラム】

もくじ

特別な履歴の1台
ラプターを選んだ理由

translation:Kaoru Kojima(小島 薫)

特別な履歴の1台

驚くかもしれないが、私はフォード・レンジャー・ラプターを買った。しかもそれはどこかの古いラプターではなく、特別な履歴を持つラプターなのだ。

カラーはコードオレンジ、総走行距離1万3000mile(約2万920km)のこのラプターは、同僚のマット・プライアが良きオーナーとして、この数か月間長期テストを行なっていた個体。数週間前にマットはラプターとの悲しい別れを書いているが、彼とこのクルマの縁は完全に切れてしまったわけではない。いつでも私から借りられるから。

ラプターを選んだ理由

しばらく前に我が家には4台目のクルマ、それも少し変わった1台があってもいいのではないかと考えた。それに、だいぶ前から私はラプターが大好きで、去年もクリスマス休暇にはたくさん運転した。

ラプターのデザイン、サイズ、極めて頑丈なこと、そしてフォードらしさが、とても気に入っている(オーストラリア生まれの私は幼少の頃、フォード・ファルコンの「ユート」と呼ばれる小型トラックの荷台によく乗っていた)。

それにラプターには、いくつもサプライズがある。最大パフォーマンス時のV6ツインターボの独特なサウンド、10速ATのスムーズさ、ほとんどノイズのないオフロードタイヤ、洗練された巡航走行、ステアリング、ブレーキ、よくコントロールされた乗り心地など、運転していて驚きを感じることが多く、なんとも魅力的なのだ。

ラプターが私のところに来てもう数週間になり、楽しい日々を過ごしている。だが、友人のなかには私のクルマ選びに首をかしげる人もいる。それで私は「真の友」という言葉の意味を考えてみた。そして新たにこう定義した。どのようなクルマを買っても、理解して受け入れてくれる人。その人こそが、私たちクルマ好きにとって「真の友」なのだ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    スティーブ・クロプリー

    Steve Cropley

    AUTOCAR UK Editor-in-chief。オフィスの最も古株だが好奇心は誰にも負けない。クルマのテクノロジーは、私が長い時間を掛けて蓄積してきた常識をたったの数年で覆してくる。週が変われば、新たな驚きを与えてくれるのだから、1年後なんて全く読めない。だからこそ、いつまでもフレッシュでいられるのだろう。クルマも私も。

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