Juju(野田樹潤)ブログ

2024.07.11

【Juju(野田樹潤)ブログ】第106話:試走もして、しっかり準備して挑んだ3戦目!

目の前真っ白の恐怖

日曜日は朝からやっぱり雨でした。

たまに雨が小降りになると、今度は霧がたち込めてくるあいにくの天気。朝のウォームアップ走行で驚いたのは視界の悪さでした。

これまでもウエットのレースは色々と体験していて、前のマシーンがはね上げる水煙というのは知っていましたが、スーパーフォーミュラはダウンフォースが大きいからか、それが凄いんです。

前のマシーンが結構離れていても水しぶきで視界が全部真っ白になってしまう。

コースもお客さんも真っ白でした。

ウォームアップでもレース前のレコノサンスラップでも走るたびにだれかがクラッシュして赤旗になってしまう状況。ピットで岡田さん(チームアドバイザーの岡田秀樹さん)が「ロシアンルーレットみたい」と言っていましたが、まさにそんな感じでした。

そしてレースはペースカーの先導走行から始まりましたが、やっぱり最終コーナーでクラッシュが発生して12周で終了。私は1周でも多く経験を積みたいという気持ちもありましたが、でもこの雨ではそれもあまり意味がないとも思いました。それでも寒い中、ずっとレースがはじまるのを待ってくれていたお客さんたちに少しでも走る姿を見せられたのはいいことだと思いました。

今回は残念な結果になってしまいましたが、私としてはいい流れをつかんだ気がするので、次の第4戦(富士)でもこの感じで行きたい! 

あとレースの前に2日間、富士スピードウェイで公式練習があるので、もう一回しっかり準備して第3戦に挑みたいと思っているので、みなさん応援をよろしくお願いします!

次は富士! がんばります。

記事に関わった人々

  • 執筆

    Juju(野田樹潤)

    Juju Noda

    2006年生まれ。3歳でカートを始める。経験を積み、9歳で最年少デビューを果たしたFIA-F4マシンでは11歳で「U-17大会」に出場。2018年にはF3マシンに挑戦し、2020年はデンマークF4参戦デビューウィン。2021年はアメリカF4 USとデンマークF4。2022年は「Wシリーズ」ドライバーオブザイヤーを獲得。2023年に獲得したユーロフォーミュラのウィナー、ZinoxF2000のチャンピオンはいずれも女性初。2024年日本最高峰レースのスーパーフォーミュラに史上最年少、日本人女性初のデビューを果たす。目標は「日本人初の女性F1/フォーミュラEのドライバーになって、チャンピオンになること」。2024年8月、FORBES JAPAN 30 UNDER 30 2024「世界を変える30歳未満」30人に選出された。
  • 撮影

    遠藤樹弥

    Tatsuya Endoh

    1996年兵庫県に生まれる。小学生の頃からカメラ好きの父親に連れられサーキットに通い始め、モータースポーツの迫力の虜になる。時が経ち、エンジニアを目指し某自動車専門学校に入学するも、かつて味わったレース撮影の面白さを忘れられず。夢への情熱が再燃し、大阪で写真の専門学校に通う。卒業後、晴れてモータースポーツフォトグラファーとして、国内外を問わず飛び回る日々を送る。日本レース写真家協会(JRPA)会員、ソニー・イメージング・プロ・サポート会員。
 
 

おすすめ記事