Juju(野田樹潤)ブログ

2024.08.03

【Juju(野田樹潤)ブログ】第107話:テストとレースで収穫があった富士ラウンド

フリー走行と予選でもトライは続く。

テストの日も暑かったですが、それから2週間後のレースウィークはもっと暑い感じでした。

担当エンジニアが、星学文さんに。

そうそう、今回のレースでは私の担当エンジニアがこれまでの平野さんから星学文さんに変わりました。これはTGMグランプリチーム内でドライバーの変更があったりした関係のオペレーションだったのですが、そのためレース前には星エンジニアと色々なことを話し込み、すり合わせをしました。

これまでは持ち込んだ基本セッティングを施したマシーンに自分のドライビングスタイルを合わせるというかたちで走らせていたものを、今回からは私の乗り方にセッティングの方を合わせるというやり方も試してみようということになったのです。

ドライビングスタイルに合わせたセッティングを試します。

さて、土曜日のフリー走行では、公式テストのセッティングに微調整を加えながら走り、1分25秒675。

予選ではさらにセッティング変更がうまくはまり、いい感触のマシーンをドライビングすることができました。

タイムもフリー走行からさらに1秒ほど短縮でき、1分24秒940まで上げることができたのです。

エンジニアさんとのコミュニケーションが、タイムにつながります。

これは目標としていたタイムにはあと少し届かないものでしたが、自分の中ではちゃんとセッティング変更に合わせてタイムアップができた実感があったし、今回初めて一緒に仕事をする星エンジニアとも非常に良い流れでセッションを進めることができたので、これまでで一番楽しい予選となったのでした。

記事に関わった人々

  • 執筆

    Juju(野田樹潤)

    Juju Noda

    2006年生まれ。3歳でカートを始める。経験を積み、9歳で最年少デビューを果たしたFIA-F4マシンでは11歳で「U-17大会」に出場。2018年にはF3マシンに挑戦し、2020年はデンマークF4参戦デビューウィン。2021年はアメリカF4 USとデンマークF4。2022年は「Wシリーズ」ドライバーオブザイヤーを獲得。2023年に獲得したユーロフォーミュラのウィナー、ZinoxF2000のチャンピオンはいずれも女性初。2024年日本最高峰レースのスーパーフォーミュラに史上最年少、日本人女性初のデビューを果たす。目標は「日本人初の女性F1/フォーミュラEのドライバーになって、チャンピオンになること」。2024年8月、FORBES JAPAN 30 UNDER 30 2024「世界を変える30歳未満」30人に選出された。
  • 撮影

    遠藤樹弥

    Tatsuya Endoh

    1996年兵庫県に生まれる。小学生の頃からカメラ好きの父親に連れられサーキットに通い始め、モータースポーツの迫力の虜になる。時が経ち、エンジニアを目指し某自動車専門学校に入学するも、かつて味わったレース撮影の面白さを忘れられず。夢への情熱が再燃し、大阪で写真の専門学校に通う。卒業後、晴れてモータースポーツフォトグラファーとして、国内外を問わず飛び回る日々を送る。日本レース写真家協会(JRPA)会員、ソニー・イメージング・プロ・サポート会員。
 
 

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