Juju(野田樹潤)ブログ

2024.08.11

真夏の富士スピードウェイでのレースを終えたJujuは再びヨーロッパへ。8月2~4日にオランダ、TTサーキットアッセンで開催されたBOSS GPの第4戦に参戦したのです。走りはじめはマシーンにトラブルがあり順調ではなかったようですが、結果はいかに。

【Juju(野田樹潤)ブログ】第108話:出だしのつまずきをリカバリーできたオランダの週末

もくじ

初めてのサーキット、初日は走行0周?
ポールスタートを活かせなかった第1レース
第2レースを席巻し、週末を締めくくる

初めてのサーキット、初日は走行0周?

みなさんこんにちは、Juju(野田樹潤)です。

7月の富士で開催されたスーパーフォーミュラのレースを終えた私はオランダに向かいました。TTアッセンというサーキットで開催されたBOSS GPに出場するためです。

初めて走るTTアッセン・サーキットは、モトGPなどが行われる高速コーナーが多いサーキットで、少し道幅が狭い印象。それでも初日に2回のフリープラクティス(FP)が予定されていたので、そこでじっくりコースを覚えようと思っていました。

TTアッセン・サーキットは初めてのコースです。

ところがFP1の走行直前にギアボックスのトラブルが判明。MMIチームのメカニックたちが大慌てでギアボックス交換を行ってくれました。

さらに、午後のFP2でコースインしてみると、今度はスロットルにトラブルが発生し、金曜日のFPは、まともに1周も走ることができませんでした。

土曜日午前の予選はぶっつけ本番の状態だったので、最初はコースを覚えることに集中しました。その後は周回を重ねるごとにタイムアップしていったのですが、いよいよアタックというときになって赤旗中断。走行が再開してからは全力で攻め、最後の周で逆転ポールポジションを獲得できました。

最終周でポールポジションを取れました!

クーリングラップを終えてピットに戻ると、チーム代表のバレリオさんをはじめ、スタッフみんなが大喜び。いかにもイタリアのチームらしい明るい雰囲気に包まれたのでした。

記事に関わった人々

  • 執筆

    Juju(野田樹潤)

    Juju Noda

    2006年生まれ。3歳でカートを始める。経験を積み、9歳で最年少デビューを果たしたFIA-F4マシンでは11歳で「U-17大会」に出場。2018年にはF3マシンに挑戦し、2020年はデンマークF4参戦デビューウィン。2021年はアメリカF4 USとデンマークF4。2022年は「Wシリーズ」ドライバーオブザイヤーを獲得。2023年に獲得したユーロフォーミュラのウィナー、ZinoxF2000のチャンピオンはいずれも女性初。2024年日本最高峰レースのスーパーフォーミュラに史上最年少、日本人女性初のデビューを果たす。目標は「日本人初の女性F1/フォーミュラEのドライバーになって、チャンピオンになること」。2024年8月、FORBES JAPAN 30 UNDER 30 2024「世界を変える30歳未満」30人に選出された。
 
 

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