Juju(野田樹潤)ブログ

2024.08.11

【Juju(野田樹潤)ブログ】第108話:出だしのつまずきをリカバリーできたオランダの週末

ポールスタートを活かせなかった第1レース

土曜日は午前中に予選を行い、それから3時間半後に決勝の1レース目が行われます。ポールポジションのグリッドは気分がいいけれど、でも午前の予選でようやく走れたサーキットなので不安がないわけではないです。

コースは午前中に予選で走っただけ。少しドキドキします。

いつも通り上手くスタートを決めようとしたのですが、ホイールスピンで少し出遅れてしまい1コーナーへ。ターンインをはじめようとしたとき、私のイン側から縁石を飛び越えるようにして突っ込んできたジオット選手のマシーンに気づき、それを避けるためにアウト側に逃げました。なんとか接触は避けられましたが、これで順位は9位までダウン。

気を取り直して追い上げを開始しようとすると、再びアクシデント発生でセーフティカーが入ってしまいました。しかもこのセーフティカーがなかなか出ていかないんです(笑)。

おかしいなぁと思っていたらレースが残り6分になったところでようやく再スタートが切られました。さすがに3周で表彰台圏内まで追い上げるのは難しく、結局9位から5位まで挽回して1レース目を終えることになったのでした。あー、悔しい!

残り3周で5位までいけた! もう少し時間があれば……

でもスタートを上手く決めていればレースの流れに乗ることができていたはずなので、そこは反省しなければならないですね。そして翌日の第2レースは上手く走ってやるぞ! と闘志を燃やす私だったのでした。

記事に関わった人々

  • 執筆

    Juju(野田樹潤)

    Juju Noda

    2006年生まれ。3歳でカートを始める。経験を積み、9歳で最年少デビューを果たしたFIA-F4マシンでは11歳で「U-17大会」に出場。2018年にはF3マシンに挑戦し、2020年はデンマークF4参戦デビューウィン。2021年はアメリカF4 USとデンマークF4。2022年は「Wシリーズ」ドライバーオブザイヤーを獲得。2023年に獲得したユーロフォーミュラのウィナー、ZinoxF2000のチャンピオンはいずれも女性初。2024年日本最高峰レースのスーパーフォーミュラに史上最年少、日本人女性初のデビューを果たす。目標は「日本人初の女性F1/フォーミュラEのドライバーになって、チャンピオンになること」。2024年8月、FORBES JAPAN 30 UNDER 30 2024「世界を変える30歳未満」30人に選出された。
 
 

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