クルマ漬けの毎日から

2024.08.18

去るジャガーIペイス、来たるフィアット・グランデ・パンダ【クロプリー編集長コラム】

発進! 新型フィアット・グランデ・パンダ

新型グランデ・パンダとフィアットUKのダミアン・ダリー氏。

イギリス中部のゲイドンにあるブリティッシュ・モーターミュージアムに立ち寄った(妻はこのミュージアムは私の第二のすみかだと、時々皮肉っぽく言っている)。

ここで偶然、フィアットUKのマネージング・ディレクターのダミアン・ダリーに出会った。この日、フィアットUKはミュージアムの会議スペースを使って、新型のグランデ・パンダを正規ディーラーにお披露目していたのだ。ダミアンは私を会場に連れて行き、新型グランデ・パンダを見せてくれた。

新型は大型化しているが、大きすぎるわけではない。また、斬新なデザインに満ちている。さらに、ジョルジェット・ジウジアーロがデザインを手掛けた1980年の初代パンダが持っていたシンプルな角張ったスタイルを、部分的に継承してもいる。

まずはマイルドハイブリッド仕様が登場する。これはマーケットが求めていると思われる、小型の純粋EV導入に向けての第一歩。新型フィアット・グランデ・パンダをテストドライブする日が待ち遠しい。

記事に関わった人々

  • 執筆

    スティーブ・クロプリー

    Steve Cropley

    役職:編集長
    50年にわたりクルマのテストと執筆に携わり、その半分以上の期間を、1895年創刊の世界最古の自動車専門誌AUTOCARの編集長として過ごしてきた。豪州でジャーナリストとしてのキャリアをスタートさせ、英国に移住してからもさまざまな媒体で活動。自身で創刊した自動車雑誌が出版社の目にとまり、AUTOCARと合流することに。コベントリー大学の客員教授や英国自動車博物館の理事も務める。クルマと自動車業界を愛してやまない。

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