クルマ漬けの毎日から

2024.09.04

数か月前に買ったフォード・レンジャー・ラプターでドライブ旅行へ。大型ピックアップとの日常を楽しんでいますが、同世代の友人たちは、まだこのクルマ選びを理解してくれません。

理解して! 私の愛車フォード・レンジャー・ラプター【クロプリー編集長コラム】

もくじ

ドライブ旅行 どのクルマで?
大型ピックアップの購入 いまだ理解されず

ドライブ旅行 どのクルマで?

translation:Kaoru Kojima(小島 薫)

クルマの運転が大好きなわりには、妻と私はあまりドライブ旅行に出かけていない。そこで今週、私たちは休暇をとって、我が家から70mile(約110km)ほど南にあるカントリーサイドのコテージを拠点に、ドーセット、サマセット、ウィルトシャー(いずれもイングランド南部の州)をドライブしながら、のんびり過ごすことにした。

我が家のどのクルマで出かけるかを決めるのは難しい選択だった。というのも、どれを選んだとしてもそれぞれ納得できる理由があったから。ミニ・クーパーは速いし、アルピーヌA110はこういう旅に最適。また、倹約の精神を持つダチア・ダスターは燃費がよい。

だが最終的に、私たちはフォード・レンジャー・ラプターで出かけることにした。その理由は3つあり、1つはエアコンがずば抜けて優秀だから。2つ目はオーディオも同様に素晴らしいから。そして3つ目の理由は、車室が高い位置にあるので、これまで経験したことのない眺めを楽しめるから。この3つ目が、今回ラプターに決定した最大の理由だった。

大型ピックアップの購入 いまだ理解されず

ところで、我が家はこのピックアップとの生活に随分慣れてきた。とはいえ、普通のクルマを所有する場合とは大きく異なる。そして、次の2つのどちらかを永遠にしつづけている。

まず、ラプターはじつに運動性能が高いクルマ(優秀なステアリング、スムーズでノイズが少なく非常に洗練されている走り、柔軟性が高く快適な乗り心地)であるという事実に懐疑的な人たちを、ずっと正しつづけている。

もう1つは、デカール付きの派手なオレンジ色のピックアップを買って、長年貯めたお金を浪費した高齢者はめったにいないだろうが、そういう私のクルマ選びを友人たちに理解してもらおうと、ずっと説明しつづけている。だが、クルマが大好きで寛大な友人でさえも、私が年甲斐もなくこのピックアップを選んだことは、なかなか理解できないないようだ。

このような状況ではあるが、フォード・レンジャー・ラプターを楽しむ気持ちは、少しも変わっていない。

記事に関わった人々

  • 執筆

    スティーブ・クロプリー

    Steve Cropley

    AUTOCAR UK Editor-in-chief。オフィスの最も古株だが好奇心は誰にも負けない。クルマのテクノロジーは、私が長い時間を掛けて蓄積してきた常識をたったの数年で覆してくる。週が変われば、新たな驚きを与えてくれるのだから、1年後なんて全く読めない。だからこそ、いつまでもフレッシュでいられるのだろう。クルマも私も。

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