クルマ漬けの毎日から

2024.11.18

「ロンドン・モーター・ウィーク」は毎年秋にロンドンで1週間にわたって開催されるクルマの祭典。今年は10月28日~11月3日に行なわれ、さまざまな自動車イベントが催されました。

クルマの祭典「ロンドン・モーター・ウィーク 2024」【クロプリー編集長コラム】

もくじ

イベント2日目:名門自動車クラブ RACへ
最終日:ベテランカーで出走します!
イベント終了後の追記

イベント2日目:名門自動車クラブ RACへ

translation:Kaoru Kojima(小島 薫)

ロンドン・モーター・ウィークを主催するロイヤル・オートモビル・クラブ(RAC)があるペルメル街へ向かった。ロンドン・モーター・ウィークは7日間にわたって開催され、最終日にはベテランカー(1904年12月31日までに製造されたクルマ)が参加することで有名な「ロンドン・トゥ・ブライトン・ベテランカー・ラン(通称:ブライトン・ラン)」が行なわれる。

イベント2日目にあたるこの日、私の役目はロールス・ロイス・モーターカーズのクリス・ブラウンリッジCEOにディナー懇親会でインタビューすることだ。

ロンドン・モーター・ウィークは、たとえロンドンに住んでいなくても、クルマ好きの人にとって必見のイベントになりつつある。懇親会、授賞式、講演会、ポッドキャストの収録、アート展などが催され、週末には大型イベントが行なわれる。

まず土曜日には、ペルメル街を歩行者天国にして「セントジェームズ・モータリング・スペクタクル」が開催される。この通りに展示されるさまざまなクルマを、だれでも自由に観ることができる(無料)。そして日曜日には、日の出とともにベテランカーがハイドパークをスタートしてブライトンへ向かう「ブライトン・ラン」が開催される。

じつによく計画された楽しい1週間であると同時に、ロンドンはクルマを嫌っていると考える人々が、元気づけられる1週間でもある。

最終日:ベテランカーで出走します!

ブリティッシュ・モーターミュージアムが所蔵する1902年製のアルビオン・ドッグカート(アルビオン社は1899年にスコットランドのグラスゴーに設立)。クロプリー編集長と同僚のマット・プライアはブライトン・ランの出場に備え、10月下旬にミュージアム周辺で運転練習。(Credit:British Motor Museum)

皆さまがこのコラムを読む頃、同僚のマット・プライアと私はすでに、1902年製のアルビオン・ドッグカートを走らせ、ハイドパークからブライトンへの旅を終えているだろう。

この1902年製のベテランカーはソリッドタイヤ(空気の入っていないゴム製タイヤ)を履いており、最高速度は15mph(約24km/h)。さて、道中いったい何が起きるだろうか? (詳細は追って公開されるマット・プライアのレポートをご覧ください)

記事に関わった人々

  • 執筆

    スティーブ・クロプリー

    Steve Cropley

    AUTOCAR UK Editor-in-chief。オフィスの最も古株だが好奇心は誰にも負けない。クルマのテクノロジーは、私が長い時間を掛けて蓄積してきた常識をたったの数年で覆してくる。週が変われば、新たな驚きを与えてくれるのだから、1年後なんて全く読めない。だからこそ、いつまでもフレッシュでいられるのだろう。クルマも私も。
 
 

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