ランチアランチ
2014.10.26
ランチア・クラブ・ジャパンの全国イベントがランチアランチだ。毎年テーマとなるモデルを定め、メンバーに刺激を与えているが、今年のテーマは、誕生30周年を迎えたTHEMA/テーマ。ランチア・テーマ・クラブとのジョイントで行われ、日本に導入されたほとんどのタイプ24台が一堂に並んだ。なかでも特別なテーマである8.32は、全国から素晴らしいコンディションに保たれた11台が集まり、圧倒的な迫力を放っていた。
このほかヒストリック・モデルではフラミニア・クーペ・スポルト・ザガートとフラミニア・スパイダー、フルヴィア・ラリー1.6HFに加え、フルヴィア・スポルト・ザガートが2台参加。70〜80年代のモデルではベータ・モンテカルロ、グループBカーのラリー、デルタS4が姿を見せた。
日本でランチアの存在を決定的なものにしたデルタ・インテグラーレ系は、HF4WDから8V、16V、エヴォ1/2、そしてコレッツィオーネまでの各タイプが大挙して集った。モダーン・モデルでは6台が揃ったテージスが圧倒的な存在感を放ち、イプシロン、ムーザ、デルタが他のイタリアン・ブランドとは異なる品格をアピールした。
イベントはその名の通り、メンバーが集まってランチアを囲んで談笑し、ランチを楽しんだあとは、唯一のアトラクションといえるモデルごとのパレードランが行われるだけ。オーナーズクラブならではの緩さと暖かさは今年も健在で、ゆったりと秋の休日を楽しんだ。
今年のテーマ車はテーマ! 最前列はフェイズ1〜3までが順に並べられた。
参加したテーマは、どれも素晴らしいコンディションに保たれていた。
ランチア・テーマ・クラブとのジョイントで行われ、24台が集まった。
最も注目を集めたフェイズ(phe)1のターボie。オリジナルを完璧に保つ。
テーマ 8.32 phe-1 極め付けの色たるブルー・ブリザード・メタリツァート。
テーマ 8.32 phe-1 ネロ・メタリツァートも並び、カタログカラーが揃った。
端正な雰囲気の8.32 phe-1 グリッジオ・クオーツ・メタリツァート。
テーマ 8.32 phe-1 ロッソ・ウイナー・メタリツァートも似合う色だ。
8.32 phe-1 のブルー・ブリザード・メタリツァートは、遥々福山から参加。
フェイズ2となったテーマのベースモデルである ie16Vも名古屋から参加。
テーマ・ターボ16V phe-2は、エンスージアスティックなモディファイが。
当初より用意されていたPRV 2.5ℓV6ユニットを積む”V6”はphe-2にも用意。
テーマ 8.32 phe-2 ロッソ・ウイナーは各地から3台が集まった。
こちらのロッソ・ウイナー・メタの8.32 phe-2は大阪からの参加。
モダーンなホイールに変更されたテーマ 8.32 phe-2 ロッソ・ウイナー
エレガントな雰囲気のブルー・ブリザード・メタの8.32 phe-2。
8.32 phe-2のブルー・ブリザード・メタリツァートは名古屋からも参加。
グリッジオ・クオーツ・メタリツァートは8.32 phe-2に受け継がれた。
8.32 phe-2ネロ・メタリツァートも来場しphe-2のカタログカラーが揃った。
フェイズ3になるとドライビングランプを追加。こちらはターボ16LS。
フェイズ3に進化したテーマ・ターボ16LS。ホイールをアップグレード。
V6モデルはフェイズ3からアルファ164用の3ℓユニットを搭載する。
ランチア・ブルーが端正さを醸し出すステーションワゴン3.0 V6 LS。
ダークブルー・メタリックもよく似合うステーションワゴン(SW)3.0 V6 LS。
ロッソ・ウイナー・メタリツァートもステーションワゴンに似合う色だ。
ホイールも含めシックにコーディネイトされたSW3.0 V6 LS。
現代的にモディファイされたステーションワゴン3.0 V6 LS。
往年のランチアの情熱を端的に物語るフラミニア・スポルト3Cが登場。
ランチアの華麗さを表現するフラミニア・コンバーチブル・トゥーリング。
今年はフルヴィアが4台と寂しかったが、ベルリーナが名古屋から参加。
フルヴィアを代表するモデルであるラリー1.6 HFが迫力ある姿を披露。
フルヴィア・スポルト・ザガートは、コンペティション・スペックが参加。
ノーマルのフルヴィア・スポルト・ザガートは、シリーズ2が姿を見せた。
新車から日本に住むベータ・モンテカルロはホイールをアップグレード。
素晴らしいコンディションに保たれたベータ・モンテカルロ・シリーズ2。
走りを突き詰めて大幅にモディファイされたモンテカルロ・シリーズ2。
最も美しいグループBカーであるラリー。こちらは名古屋から参加。
ランチア・ラリーは地元静岡県からの参加で、ランチアランチの常連さん。
究極のグループBマシンを目指したデルタS4は今回1台だけと寂しかった。
インテグラーレ・シリーズの原点であるHF4WDはスレンダーな姿を披露。
インテグラーレの名を初めて冠した8Vは2台がやってきた。
日本で爆発的な人気となったインテグラーレ16Vだが、参加は3台に留まる。
インテグラーレの完成系として親しまれているエヴォ1は多数が集まった。
限定車が多いエヴォ2は、各仕様のモデルがずらりと並んだ。
日本には正規輸入されなかったマルティニ5は2台が美しい姿を見せた。
インテグラーレの最終モデルとして人気の高いコレツィオーネは4台参加。
ランチアらしいエレガンスさが魅力のデドラとリブラも姿を見せた。
イプシロンは先代の2代目モデルだけだったが、限定車の姿も見られた。
現代の旗艦モデルであるテージスは6台が並び、圧倒的な存在感を放つ。
コンパクトながら使い勝手の良さが知られていないムーザもやってきた。
通の間で密かな人気を集めるデルタは、各色各タイプが6台勢揃いした。
恒例のパレードランではテーマ8.32だけで走行し、フェラーリ・サウンドを響き渡らせた。
ヒストリック・モデルは5台が参加し、V6サウンドと、独特な狭各V4サウンドをメンバーに披露した。
いつも人気が高いのがグループBカーによるパレードラン。今回はチューンされたモンテカルロも一緒に走行。
こちらはテージスだけのパレードラン。その走る姿は大迫力!
ボンネットを開けると自然にメンバーが集まり、クルマ談義が始まる。
テーマ誕生30周年を記念してテーマクラブで製作した記念タオル。
ランチアランチの数少ないアトラクションが大抽選大会。ランチアにちなんだアイテムがプレゼントされた。
ガレーヂ伊太利屋はランチア・アルディアを持ち込み、クラシケ部門をアピールしていた。
本誌ギャラリーで紹介した轟 友宏氏も出店し、参加したメンバーの愛車を描くサービスを行った。
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