-
心地よい朝の日差しの中、ホテルから会場までを愛車と共にドライブする『VINTAGE VWクルーズ』から今日のイベントが始まった。
-
会場となったのは静岡県裾野市の帝人アカデミー富士。絶好のロケーションから、自動車関連のイベントのメッカとなっている場所だ。
-
この施設のアプローチは約300m続くメタセコイヤの並木坂となっている。深い木立に差し込む日差しがとても厳かな空気感を醸し出す。
-
やはりギャラリーパーキングにもVWが! タイプ82キューベルワーゲンや、高年式のタイプ1ビートルの姿が数多く見られた。
-
駐車場の一角が小さなタイプ3ミーティング状態に! 充分に旧いタイプ3だが、この会場にいるとものすごくモダンに見えてしまう。
-
メタセコイヤのアプローチを抜けて、緑に囲まれた坂を下っていくエントラントたち。この先に広がる芝生の広場が会場となっている。
-
ゆったりとした間隔で整然と並ぶエントリー車両たち。そこにはまるで海外のカーショーを見ているかのような風景が拡がっていた!
-
無粋な人工物が目に入らない自然の中、グリーン上で繰り広げられるカーショー。クルマ好きならば誰もが夢見るようなひとときだ。
-
愛車のディスプレイにも余念がない。こちらのオーバルのオーナーはリアキャリアに雰囲気たっぷりなビンテージ・サイクルを載せていた。
-
ビギナーにとってビンテージ・タイプ1を見分けるにはリアビューがイチバン? 非常に稀少な原初の “スプリット・ウインドウ” の荘厳さよ!
-
こちらは小さな楕円の窓が高い位置に備わる “オーバル・ウインドウ” のリアビュー。ルーフの丸さが引き立ち、エレガントな佇まいだ。
-
オーバルの後に採用された “スクエア・ウインドウ” 。ずいぶんとモダンな雰囲気だが、それでもシングルナンバーを掲げる年代なのだ。
-
タイプ1コンバーチブルのゴージャスなリアビュー。今回は4台のコンバーチブルがエントリー。そのすべてが1954年モデルであった。
-
タイプ1をベースにカロッツェリア・ギアがデザインし、カルマン社で架装されたカルマンギア。こんなキレイなカルマンは初めてだ!
-
シングルナンバーの1964年型ポルシェ356SCもエントリー。やはり後ろ姿が魅力的なのはポルシェ博士作の空冷RR車の血筋と言うべきか。
-
優雅なマフラーエンドに惹かれ、とあるスプリットに向けてシャッターを切ったが、バンパーにクランク棒が通る穴を発見してちょっと興奮。
-
正直、これが珍しいディテールなのか全くわからない筆者だが、思わずカメラを向けてしまったウイングランプ(?)付きのサイドミラー。
-
変なカットばかりで申し訳ないが、旧車に当時モノっぽいコーナーポールというディテールも大好物。イルミ付きポールはこの一台だけだった。
-
2つ並んだステアリングにハッとしてよく見ると、年季の入ったチャイルドシートだった。子供の頃、こんなシートでドライブしたかった!
-
ビートルといえばお医者さんのクルマというイメージを体現する、『急患往診中』のプレート。白いボディカラーにもとても似合っていた。
-
クルマのサビにはあまり “侘び寂び” を感じない筆者だが、年月のみが描き重ねることのできるマチエールに絶句。しばし目を奪われてしまった。
-
イベントを主催するFLAT4のブースでは記念アイテムの他にも様々なビンテージ空冷VW用のパーツを販売。コレクションカーも展示していた。
-
会場のPA機器もまたビンテージ! 当日のMCを担当したのは、専門誌 Let’s Play VW’s編集長のガッツ石原こと石原淳氏であった。
-
イベントをスポンサードするAte、BBT、CSPプロダクト、JPグループ、ウォルフスブルクウエストのブースも並び、その製品も展示された。
-
ビンテージの空冷VWやポルシェ用のボディパネルや燃料タンク、細かな外装パーツまでもが今も新品部品として入手できることに驚く。
-
メインスポンサーのフォルクスワーゲン グループ ジャパンは、ザ・ビートルをはじめ、ゴルフやパサートなどの最新モデルを展示した。
-
スペシャルショップから個人まで、様々なパーツやグッズが並ぶスワップミート。ショップのサポート車両もビンテージVWと徹底している。
-
会場で美味しい昼食を提供してくれたケータリングは、なんとレイトバンと非常に珍しいルノー・エスタフェのハイルーフバンだった。
-
FLAT4ブースに展示された車両の一台、1958年型タイプ1セダンは新車時からの管轄地名なしのシングルナンバー車。レストア後初公開となった。
-
一見するとポルシェ356のような1953年型Dannenhauer & Staussは稀少なコーチビルドVW。FLAT4のコレクションで自走にて参加した。
-
こちらも貴重なコレクションカー、1958年型ROMETSCH LAWRENCE。このイベントに向けてレストアが進められていたプロジェクトカーだ。
-
完璧にレストレーションされた状態で展示されていたのは1948年型タイプ1のシャシー。今回の参加車両では最も旧いモデルとのことだった。
-
希望するエントラントを対象にして、メタセコイヤ並木の絶景をバックにプロカメラマンによる愛車との写真撮影のサービスも行われた。
-
カーショーにエントリーしたビンテージVWの中から、FLAT4やVW専門誌、海外からのゲスト、協賛各社が選ぶアワードの表彰も行われた。
-
フォルクスワーゲン グループ ジャパン賞は1952年型タイプ1スプリットに。素晴らしいコンディションとシングルナンバーが評価された。
-
Let’s Play VW’s誌賞は1954年型タイプ1コンバーチブルが受賞。元レース車からここまでリフレッシュさせたオーナーの熱意が受賞理由となった。
-
STREET VW’s誌賞は専門誌でも有名なトミー毛塚こと毛塚富夫氏の1954年型タイプ1コンバーチブル。このクルマが辿った数奇なヒストリーを評価。
-
いにしえのHOT VW’s誌カバーカーにしてウォルフスブルクウエストのトニー・ムーア氏が元オーナーの’54コンバー。30数年ぶりの対面を果たした。
-
米HOT VW’s誌賞は1951年型タイプ1スプリット。オーナーは女性で、なんと日々のお子さんの送り迎えにも活用されているというから驚きだ。
-
ウォルフスブルクウエスト賞は1953年型タイプ1スプリット “ZWITTER”。10年をかけてディテールを詰めたレストアのクオリティが高く評価された。
-
BBT賞は1957年型のタイプ1オーバルが受賞。女性オーナーが知人より受け継ぎ、ショップと二人三脚で仕上げてきた。各部の素性の良さを評価。
-
THE THING SHOP賞の1956年型タイプ2コンビ。仕上がりの確かさと審査員のラリー氏のかつての愛車を思い出させるイエローコンビにアワードを。
-
青森県から約800kmもの道程を自走で参加した、“青5” ナンバーの1965年型タイプ1が、前回に続いて2度目のロングディスタンス賞に輝いた。
-
52年前のクルマながら長距離を自走してご夫婦でイベント参加できるコンディションに維持されている。尽きることのない愛車への情熱に感動。
-
FLAT4賞は1967年型タイプ1が受賞。新車時からのシングルナンバーを持つ50年間ワンオーナー。オーナーの年齢は85歳という、素敵な車両だ。
-
1950年型VWタイプ1セダン・スプリット・ウインドウ
-
1952年型VWタイプ1セダン・スプリット・ウインドウ
-
1951年型VWタイプ1セダン・スプリット・ウインドウ
-
1951年型VWタイプ1セダン・スプリット・ウインドウ
-
1954年型VWタイプ1コンバーチブル
-
1954年型VWタイプ1コンバーチブル
-
1956年型VWタイプ1セダン・オーバル・ウインドウ
-
1956年型VWタイプ1セダン・オーバル・ウインドウ
-
1956年型VWタイプ1セダン・オーバル・ウインドウ
-
1956年型VWタイプ1セダン・オーバル・ウインドウ
-
1955年型VWタイプ1セダン・オーバル・ウインドウ
-
1956年型VWタイプ1セダン・オーバル・ウインドウ
-
1956年型VWタイプ1セダン・オーバル・ウインドウ
-
1953年型VWタイプ1セダン・オーバル・ウインドウ
-
1959年型VWタイプ1セダン
-
1958年型VWタイプ1セダン
-
1956年型VWタイプ1セダン・オーバル・ウインドウ
-
1955年型VWタイプ1セダン・オーバル・ウインドウ
-
1955年型VWタイプ1セダン・オーバル・ウインドウ
-
1955年型VWタイプ1セダン・オーバル・ウインドウ
-
1958年型VWタイプ1セダン
-
1964年型ポルシェ356 SC
-
1959年型VWカルマンギア・クーペ
-
1959年型VWカルマンギア・クーペ
-
1957年型VWカルマンギア・クーペ
-
1957年型VWカルマンギア・クーペ
-
1957年型VWカルマンギア・クーペ
-
1964年型VWタイプ1セダン
-
1960年型VWタイプ1セダン
-
1962年型VWタイプ1セダン
-
1964年型VWタイプ1セダン
-
1955年型VWタイプ2コンビ
-
1953年型VWタイプ2パネルバン
-
1958年型VWタイプ2パネルバン
-
1967年型VWタイプ1セダン
-
1967年型VWタイプ1セダン
-
1966年型VWタイプ1セダン
-
1966年型VWタイプ1セダン
-
1966年型VWタイプ1セダン