10a COPPA DI TOKYO 60枚の写真でレポート コッパ・ディ東京
2017.11.23
秋に欠かせないイベントとして支持されるコッパ・ディ東京は、10回目を迎えました。様々なアバルトから、TOM’sエンジェルT01まで、趣味性の高いクルマが参加しました。
text:Gumi Ogata(小方茱萸) photo:Junichi Okumura(奥村純一)
10回目を迎えたコッパ・ディ東京
コッパ・ディ東京も10年目の開催となった。最初に始まったのが、上野の東京国立博物館でのことで、小林彰太郎さんも参加されていたことを懐かしく思い出す。まったく、10年ひと昔だ。第2回目からはサンマリノ大使館の紹介で、場所を汐留イタリア街に移した。しかし、走行ルートとしては、第1回以来、東京の東側を主な舞台として落ち着いている。世界中の都市の中でも、最も変幻の速度が速いと思われる東京だけど、コッパ・ディ東京のルートでは、そこかしこに、いにしえの東京/江戸の名残を垣間見ることがあるのだ。そのルート設定も密やかな人気の理由のひとつとして数えられるだろう。
アバルト勢に、TOM’sエンジェルT01まで
しかし何より圧巻なのは、汐留イタリア街に集結した参加車両の多様性だろう。まるでおもちゃ箱のように彩りも鮮やかで、今回はあいにくの秋雨の中のスタートであったが、それをしても、しっとりとして乙な光景に見えたものだ。とくにオープンの参加車両にとっては大変だったが、勇壮にスタートしていき、たくさんの観客もその姿に感激していた。
ルートの途中からは雨も上がり、イタリア街に再び戻ってくる頃には広場は秋の柔らかな光に満ちて、参加車たちの姿もいっそう美しく見えたものだ。