こんな相棒がいてくれたら ジープ・グランドチェロキーは気取らず付き合えるナイスガイ
公開 : 2024.02.05 15:45
ジープ・グランドチェロキーのプラグインハイブリッドモデルに小川フミオが試乗します。
もくじ
ー デビューから30年以上の歴史が裏づける高い基本性能
ー 高い完成度をひけらかさない「控えめな存在感」
ー 街中も長距離もカバーする米国流オールラウンダー
ー 頼りがいあるタフな相棒としてつきあえる1台
デビューから30年以上の歴史が裏づける高い基本性能
SUV、スポーツユーティリティビークルの定義とはなんぞや。という問いかけを聞く。それに対する答えは意外とシンプル。スポーティな走りと、機能的な動力性能と、高い利便性でもってThe SUVと言いたいのが、ジープのグランドチェロキーだ。
乗らずにいるともったいないような、いいクルマである。SUVというと、日本製をはじめ、英国製やドイツ製のプロダクトがすぐ思いつくひとも、SUVの元祖はじつは米国だったことを思い出してほしい。グランドチェロキー、ファンはグラチェロなどと略す、このモデル、期待を裏切らないはずだ。
初代は1993年登場で、現行車は5代目となるから歴史は長い。ひとことで特徴を説明すると、最新の電子技術をうまく使い、すぐれた悪路走破性を実現。加えて、快適な乗り心地と広い室内という高い居住性を備えているところだ。
クリーンなデザインもずっと継承されてきた魅力だ。余裕あるサイズのボディはしっかり感があるし、強力なエアコンと、いい音で鳴るオーディオなど、日常的にたいへんすぐれたパートナーになってくれる。しかも、プラグインハイブリッド搭載で燃費にもすぐれる「4xe(フォーバイイー)」が魅力を強化している。