こんな相棒がいてくれたら ジープ・グランドチェロキーは気取らず付き合えるナイスガイ
公開 : 2024.02.05 15:45
街中も長距離もカバーする米国流オールラウンダー
グランドチェロキーを運転すると、操縦性の高い万能選手というところに感心する。街中で扱いやすいし、ゴルフで遠出するには楽だし、アウトドアでは頼りになる。
ここで紹介する最新モデルは先に触れた「4×e(フォーバイイー)」なるプラグインハイブリッド仕様。2.0Lの直列4気筒エンジンに、14.87kWhのバッテリーで駆動されるモーターが組み合わされている。よりスムーズな加速性に加え、ハイブリッド燃料消費率は10.4km/L(WLTCモード)のため、使い勝手がよい。
トルクの出かたは、アクセルペダルの踏み込み量とうまくマッチしていて、微妙な踏み込みに対しては絶妙な加速感が得られる。アクセルペダルに載せた右足の力をゆるめれば、すっと減速。
ドライバーの意思に忠実な加減速が、よく出来たスニーカー(これも米国が得意とするプロダクトだ)のようだと思える。ステアリングホイールを動かしたときの操舵感もナチュラルで、気持ちよい操縦感覚は、よく出来たSUVの真骨頂といえるもの。
悪路を走るのが最優先課題なら、同じブランドのジープ・ラングラーに任せておけばよいし、目的別でモデルの棲み分けがうまく出来ているのも、ジープブランドの強みなのだ。