電気のチカラがラングラーに与える安心感とは? スノートレイルで試すルビコン4×eの実力
公開 : 2024.02.27 13:55
真冬の雪山で、ジープ・ラングラーのプラグインハイブリッドモデルに試乗します。
もくじ
ー ラングラー4xe、安心感の先にあるもの
ー 冬の最強スペックがもたらす心強さ
ー 時代にマッチ、究極のいいとこ取り
ラングラー4xe、安心感の先にあるもの
2022年に登場したラングラーのPHEV版である4xe。このハイブリッド・ラングラーが注目を集めている理由は、一般的なハイブリッド車のメリットとされる“エコロジカル”な側面だけではない。4xeがラングラーの中でも最強グレードである「ルビコン」に設定されていることからもそれは証明されている。
つまりラングラー・アンリミテッド・ルビコン4xeは、プラグイン・ハイブリッド・システムによって環境性能を高めただけのモデルではなく、より高い悪路走破性を担保したモデルということになる。
今回長野方面にフォトシューティングの旅に出るにあたり、迷うことなく4xeのラングラーを選んだ理由もそこにある。深山に分け入り、思う存分雪道を走りたい。その相棒に求められるものは「安心感の高さ」。ドライビングファンはその先に待っている。
ラングラー・アンリミテッド・ルビコン4xeのパワートレーンは272psを発揮する2L直列4気筒ターボと8速ATという従来の構成に、63psのスタータージェネレーターと145psの駆動用モーターを加えたもの。エンジンの直後に駆動用モーターを割り込ませたことでルビコンの走破性の要であるロックトラックフルタイム4×4システムも健在だ。
一方車体下に仕込まれた走行用のリチウムイオンバッテリーの容量は15.46kWh。これにより42km(WLTCモード)のEV走行が可能になっているのである。