電気のチカラがラングラーに与える安心感とは? スノートレイルで試すルビコン4×eの実力
公開 : 2024.02.27 13:55
冬の最強スペックがもたらす心強さ
スタッドレスタイヤを装着したラングラー・アンリミテッド・ルビコン4xeを駆り高速道路を西へ向かう。1941年に登場したジープの源流に通じるトップモデルという歴史に思いをはせながらドライブすると、その滑らかなドライブフィールに驚かされるはずだ。
特に発進時のモーターのみによる力強く静かな蹴りだしは、他のラングラーにない4xeの専売特許といえる。スピードが乗るといつの間にか快活なターボ・エンジンが主導権を握り、スロットルの動きにきびきびと反応する。
スロットルを深く踏み込むとエンジンとモーターがフル稼働し、スポーツカーもかくやという加速が繰り出せることもハイブリッドモデルならではの特徴といえるだろう。
ドライブモードはEV走行の「エレクトリック」、標準モードというべき「ハイブリッド」、そして充電を優先する「Eセーブ」から選べるが、ロングドライブではハイブリッドにしておくのが正解だろう。
行く手に雪化粧した山々が見え始めると不安に駆られるドライバーも少なくないはず。だがラングラーのステアリングを握っていれば期待が高まり、気分もアガる。副変速機のレバーを2H(2駆ハイギア)から4Hオート(4駆ハイギア、駆動力配分自動)にシフトしワインディングに入っていく。
例えブラインドコーナーの先が雪道に変わっていても大丈夫。ドライバーにそんな心強さを与えてくれるのは、スタッドレスタイヤ+ラングラーというウインターシーズンの最強仕様のおかげなのである。