三菱アウトランダーPHEV 揺るがぬ人気を裏づける高い実力とは

公開 : 2024.03.28 11:05

高い質感に充実の安全装備 これが三菱の電動車フラッグシップだ

最後に伝えたい「アウトアンダーPHEV」の魅力は、フラッグシップに相応しいデザインと高い質感、そして充実した機能だ。

三菱自動車のアイデンティティでもある「ダイナミックシールド」で表現されたフロント周りのデザインは、力強さと先進性を感じさせてくれる。現行モデルは、塊から削り出したような骨太な印象が特に強い。道なき道を走破する4WDを売りにする三菱自動車を代表するデザインと言えるだろう。

インテリアは質感の高さが特徴だ。デザインは水平基調で、どちらかといえばコンサバだ。しかし、メーターは、フル液晶ドライバーディスプレイ(12.3インチ)となり、ヘッドアップディスプレイも備えている。

昨年の暮れの一部改良では、新たにHDMIのポートを追加した。スマートフォンやタブレットの画面をナビゲーションに表示することも可能となっている。一部グレードではオプションとなるがBOSEプレミアムサウンドシステムは、ぜひとも試してほしい満足度の高い装備だ。

また、先進運転支援システムも、衝突被害軽減ブレーキシステムをはじめ、レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付き)なども充実。スマートフォンを使ってエアコンや充電管理の遠隔操作などを行うコネクテッド機能も備えており、フラッグシップに相応しい高機能を誇っている。

コンセプトに優れ、走りに優れ、電動車としての使い勝手にも優れる。そしてフラッグシップに相応しいデザインと質感、高機能を揃えるのが「アウトランダーPHEV」だ。国内PHEVで不動の人気を誇るのも納得と言えるだろう。

三菱アウトランダーPHEV 公式サイトをみる

記事に関わった人々

  • 執筆

    鈴木ケンイチ

    Kenichi Suzuki

    1966年生まれ。中学時代は自転車、学生時代はオートバイにのめり込み、アルバイトはバイク便。一般誌/音楽誌でライターになった後も、やはり乗り物好きの本性は変わらず、気づけば自動車関連の仕事が中心に。30代はサーキット走行にのめり込み、ワンメイクレースにも参戦。愛車はマツダ・ロードスター。今の趣味はロードバイクと楽器演奏(ベース)。
  • 撮影

    小川和美

    Kazuyoshi Ogawa

    クルマ好きの父親のDNAをしっかり受け継ぎ、トミカ/ミニ四駆/プラモデルと男の子の好きなモノにどっぷり浸かった幼少期を過ごす。成人後、往年の自動車写真家の作品に感銘を受け、フォトグラファーのキャリアをスタート。個人のSNSで発信していたアートワークがAUTOCAR編集部との出会いとなり、その2日後には自動車メディア初仕事となった。
  • 編集

    上野太朗

    Taro Ueno

    1991年生まれ。親が買ってくれた玩具はミニカー、ゲームはレース系、書籍は自動車関連、週末は父のサーキット走行のタイム計測というエリート・コース(?)を歩む。学生時代はボルボ940→アルファ・スパイダー(916)→トヨタ86→アルファ156→マツダ・ロードスター(NC)→VWゴルフGTIにありったけのお金を溶かす。ある日突然、編集長から「遊びにこない?」の電話。現職に至る。

三菱自動車の電動車ラインナップ

前後関係をもっとみる

関連テーマ

おすすめ記事