大倉士門と藤井誠暢がドライブ 他のアルファとは違う、ステルヴィオ・クアドリフォリオの2面性ある魅力とは?

公開 : 2024.04.16 18:30

アルファ ロメオの高性能SUVであるステルヴィオ・クアドリフォリオを、タレントの大倉士門さんとレーシングドライバーの藤井誠暢さんがドライブします。

もくじ

いつものアルファ ロメオと全然ちがう!
スーパーカーの素質を備えたSUVというギャップ
期待以上の手応えを感じさせるSUVであること

いつものアルファ ロメオと全然ちがう!

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桜吹雪の舞う都内で、アルファ ロメオのピュアパフォーマンスSUV「ステルヴィオ クアドリフォリオ」に異なる領域のエキスパート二人が対談試乗。その魅力に迫ってもらった。

一人はスーパーGTからル・マン24時間まで、あらゆるツーリングカー・カテゴリーを経験しているレーサーの藤井誠暢さん。もう一人はモデル出身でダイビングやゴルフを嗜むスポーツマンにして、初マラソンでサブ4を達成したり陸ガメを5匹も飼っていたり。多才なマルチタレントとして活躍する大倉士門さんだ。

編集部:
大倉さんは京都生まれで、お父さんは地元のアルファ ロメオ・ディーラーのマネージャーさんだとか?

大倉:
ええ、小さい頃から車=アルファ ロメオのことでした。父が乗って帰ってくる車が、何てカッコいいんだろうと憧れていましたから。

藤井:
京都の街でアルファ ロメオは、さぞ素敵でしょうね。ぼくはレーサーとして駆け出しの頃、147に乗っていました。活発で楽しい車に乗りたくて。

大倉:
あ、ぼくは今、シルバーのジュリエッタに乗っています。7年目で愛着もあって、まさに乗り換えか増車か悩んでいて。その悩みの種が、今日のステルヴィオ・クアドリフォリオなんです。

ステルヴィオ クアドリフォリオ:全長×全幅×全高=4700×1955×1680mm、ホイールベース=2820mm。

藤井:
じゃあ今日は生憎の天気ですが、渡りに船ですね。

大倉:
お手柔らかにひとつ。

すると、やや食い気味に藤井さんがシフトダウンして、加速を始めた。

大倉:
うわっ、音がヴロロロって……ぼくの知ってるアルファ ロメオ、いつものジュリエッタと全然ちがう(笑)。

エンジン最高出力:510ps/6500rpm エンジン最大トルク:600Nm/2500rpm。

藤井:
アルファ ロメオってゆっくり乗ったらお洒落な車ですけど、とくにクアドリフォリオはアクセルを踏まないと、良さが分からない車だと思うんですよ。

大倉:
とはいえプロの方の走らせ方は……。この音は痺れますね……。

藤井:
でもこれ、制限速度内の加速で、パドルシフトで低いギアを選べば音色を操れるんです。バブリングやエンジンブレーキの音もいいでしょう? こんなV6を、ダウンサイジングのブーム後の今も、100年ブランドであるアルファ ロメオが保っていることが、ホント贅沢ですよね。

記事に関わった人々

  • 執筆

    南陽一浩

    Kazuhiro Nanyo

    1971年生まれ。慶応義塾大学文学部卒業。ネコ・パブリッシングを経てフリーに。2001年渡仏。ランス・シャンパーニュ・アルデンヌ大学で修士号取得。2005年パリに移る。おもに自動車やファッション/旅や食/美術関連で日仏独の雑誌に寄稿。2台のルノー5と505、エグザンティア等を乗り継ぎ、2014年に帰国。愛車はC5世代のA6。AJAJ会員。
  • 撮影

    小川和美

    Kazuyoshi Ogawa

    クルマ好きの父親のDNAをしっかり受け継ぎ、トミカ/ミニ四駆/プラモデルと男の子の好きなモノにどっぷり浸かった幼少期を過ごす。成人後、往年の自動車写真家の作品に感銘を受け、フォトグラファーのキャリアをスタート。個人のSNSで発信していたアートワークがAUTOCAR編集部との出会いとなり、その2日後には自動車メディア初仕事となった。

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