【初夏の横浜を疾走】ヒョンデ最新EVモデル乗り比べ ジャーナリスト同乗試乗会開催

公開 : 2024.05.28 11:00

運転しやすさに驚きの声

今回の試乗コースは、北新横浜という立地から、首都高による自動車専用道路を中心とした片道20分ほどのコースを設定。

制限速度は一般道同様、最高60km/hに留まるが、首都高速神奈川7号横浜北線はトンネル区間が長いため、道路の起伏も大きい。そのルートの特徴から、EVの持ち味である俊敏かつ滑らかな加速性能や、静粛性の高さを体感してもらうのが狙いだ。往路と復路で乗り換えて、同じコースでの2台の違いを体感してもらった。

参加者は、20代から60代以上までの幅広い世代が集まり、クルマ好きの中でも、世代に関わらずEVへの興味が高まっていることを感じさせた。

参加者の多くが初見ということもあり、アイオニック5の大きさに驚きつつも、デジタルテイストをふんだんに盛り込んだ個性派ハッチバックスタイルに惹きつけられていた。

その一方で、同様にデジタルテイストを盛り込みつつも、コンパクトSUV仕立てである「コナ」には、親近感を覚えたようだ。

試乗後の感想では、参加者のほとんどが、「走行時の優れた静粛性」と「EVらしい力強い加速」に加え、「運転のしやすさ」を口にしたのが印象的だった。「エンジン車から乗り換えても違和感がない」、「加速の立ち上がりに滑らかさがあり、乗りやすかった」、「いつもと変わらない自然なフットブレーキ感覚」などといった加減速やブレーキなどの制御の良さを褒めたのだ。

すでに他社EVを運転経験がある方が多かったこともあり、その制御の作り込みの巧みさに称賛の声が上がっていた。

また日常的に活用できる先進安全運転支援機能として、ウインカー操作で、液晶メーターパネル上に、左右後方のカメラ映像が映される機能が好評だった。

記事に関わった人々

  • 撮影

    上野和秀

    Kazuhide Ueno

    1955年生まれ。気が付けば干支6ラップ目に突入。ネコ・パブリッシングでスクーデリア編集長を務め、のちにカー・マガジン編集委員を担当。現在はフリーランスのモーター・ジャーナリスト/エディター。1950〜60年代のクラシック・フェラーリとアバルトが得意。個人的にもアバルトを常にガレージに収め、現在はフィアット・アバルトOT1300/124で遊んでいる。

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