マセラティが生んだ「至宝」ネットゥーノを宿す1台 グラントゥーリズモ モデナ/トロフェオ
公開 : 2024.07.22 15:00
石井昌道が、「ネットゥーノ」の名を持つV6ツインターボエンジンを搭載したグラントゥーリズモを解説します。
もくじ
ー 象徴的なモデル、グラントゥーリズモのパワーユニット
ー 最新テクノロジーによるエンジンの進化を実感
象徴的なモデル、グラントゥーリズモのパワーユニット
贅を尽くしてラグジュアリーを極めたモデル、あるいはドライビングプレジャーを追求したスーパースポーツであっても、世界中がコミットメントしている将来のカーボンニュートラル実現のために、CO2排出量の抑制は不可欠だ。
世知辛い世の中になったものだと嘆くべきことなのかといえば、そうとも言い切れない。この時代を生き残るべく奮闘している自動車メーカーは、己の信じる戦略に投資を敢行し、エンジニアは英智を結集して勝ち技を生み出して新たなモデルに投入しようとしているからだ。
近年のマセラティはまさにそういった動きに出ている。フォーミュラEへの参戦などでハイパフォーマンスBEV(電気自動車)の技を磨きつつも、まだしばらくは使うことになるエンジンを思い切って新開発。異なる2つのパワートレインのどちらにも上手に対応できるプラットフォームを新たに設計した。
象徴的なモデルであるグラントゥーリズモの現行モデルもそういった背景のもと生を享け、BEVとICE-V(エンジン車)の2本立てとなっている。
本記事でご紹介した、V6ツインターボ「ネットゥーノ」エンジンを搭載するグレカーレ トロフェオ、グラントゥーリズモに試乗できるチャンス。
ネットゥーノエンジンの性能を知りつくすジャーナリストによる同乗解説も。
AUTOCAR読者限定の試乗会をザ・プリンス パークタワー東京で開催します。