マセラティが生んだ「至宝」ネットゥーノを宿す1台 グラントゥーリズモ モデナ/トロフェオ

公開 : 2024.07.22 15:00

石井昌道が、「ネットゥーノ」の名を持つV6ツインターボエンジンを搭載したグラントゥーリズモを解説します。

もくじ

象徴的なモデル、グラントゥーリズモのパワーユニット
最新テクノロジーによるエンジンの進化を実感

象徴的なモデル、グラントゥーリズモのパワーユニット

AUTOCAR JAPAN sponsored by Maserati Japan
photo:Maserati
グラントゥーリズモ モデナ(カッコ内はトロフェオの数値、以下同じ):全長×全幅×全高=4960(4965)×1955×1410mm、ホイールベース=2930mm

贅を尽くしてラグジュアリーを極めたモデル、あるいはドライビングプレジャーを追求したスーパースポーツであっても、世界中がコミットメントしている将来のカーボンニュートラル実現のために、CO2排出量の抑制は不可欠だ。

490psのモデナと550psのトロフェオが選択可能

世知辛い世の中になったものだと嘆くべきことなのかといえば、そうとも言い切れない。この時代を生き残るべく奮闘している自動車メーカーは、己の信じる戦略に投資を敢行し、エンジニアは英智を結集して勝ち技を生み出して新たなモデルに投入しようとしているからだ。

レース用エンジンに採用されるプレチャンバー燃焼技術を採用

近年のマセラティはまさにそういった動きに出ている。フォーミュラEへの参戦などでハイパフォーマンスBEV(電気自動車)の技を磨きつつも、まだしばらくは使うことになるエンジンを思い切って新開発。異なる2つのパワートレインのどちらにも上手に対応できるプラットフォームを新たに設計した。

エンジン:V型6気筒DOHC 2992ccツインターボ

象徴的なモデルであるグラントゥーリズモの現行モデルもそういった背景のもと生を享け、BEVとICE-V(エンジン車)の2本立てとなっている。

*日本では当面ICE-Vのみ展開
ネットゥーノエンジン搭載モデル試乗会 開催! ジャーナリストによる同乗解説も

本記事でご紹介した、V6ツインターボ「ネットゥーノ」エンジンを搭載するグレカーレ トロフェオ、グラントゥーリズモに試乗できるチャンス。

ネットゥーノエンジンの性能を知りつくすジャーナリストによる同乗解説も。

AUTOCAR読者限定の試乗会をザ・プリンス パークタワー東京で開催します。

ネットゥーノエンジン試乗会 ご応募はこちら
 

記事に関わった人々

  • 執筆

    石井昌道

    Masamichi Ishii

    1967年生まれ。自動車専門誌の編集部員を経てモータージャーナリストへ。ワンメイク・レースへの参戦も豊富で、ドライビング・テクニックとともにクルマの楽しさを学んできた。国産車・輸入車のいずれの知識も幅広く、ジャンルを問わない執筆活動を行う。最近では、エコドライブの研究、それを一般ドライバーへ広く普及させる活動に力を入れている。

マセラティ ネットゥーノエンジンを体感の前後関係

前後関係をもっとみる

関連テーマ

おすすめ記事