人生を豊かに彩るイタリアンMPV フィアット・ドブロ

公開 : 2024.08.22 11:30

家族と過ごす時の大切さを知るイタリア人、そんな彼らが作ったファミリーバン「フィアット・ドブロ」と海へお出かけ。そこには、イタリアらしい合理性と遊びゴコロがもたらす幸せな空間がありました。

もくじ

実用本位、だけじゃないぞ、MPV
移動手段であり目的地(?)にもなる個性
ジブンと家族の時間を充実させる選択肢

実用本位、だけじゃないぞ、MPV

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クロスオーバーSUVが幅を利かせる昨今だが、家族構成や使用する目的によってはMPV(マルチパーパスビークル)も魅力的な選択肢になる。フィアット・ドブロのステアリングを握りながら、そんな考えが頭をよぎった。

例えばロードクリアランスやAWDの駆動系といったオフロードや雪道で活躍するタフな走行性能よりも、むしろ広く自由度が高い室内空間のような使い勝手の良さに着目した場合には、フィアット・ドブロのようなMPVの方が最適解となるにちがいない。

昨年の中ごろに日本上陸を果たしたフィアット・ドブロ。その標準モデルは全長4405mmという比較的コンパクトなボディのMPVである。敢えて“標準モデル”と書いたのは、5人乗りの標準モデル以外に、3列シートを持った7人乗り、ロングホイールベースのドブロ・マキシも用意されているからである。

例えば家族の人数に応じて選ぶこともできるし、増えてしまったキャンプ道具に合わせて選ぶというのもありだと思う。これから子どもが大きくなっていって遊びの幅が広がっていくことを見越した場合でも、室内のキャパシティやアレンジメントの自由度は長く付き合うための安心材料となってくれるはずだ。

フィアット・ドブロの特徴は使い勝手の部分だけにあるのではない。実用性を追求したクールな面構成のボディはとかく無表情になりがち。ところが今回、小さな子ども連れの3人家族と一緒にカメラのファインダーに収めてみると、いかにもイタリア車らしい乗る人を笑顔にして週末を豊かに演出してくれるような雰囲気が感じ取れたのだった。

記事に関わった人々

  • 執筆

    吉田拓生

    Takuo Yoshida

    1972年生まれ。編集部員を経てモータリングライターとして独立。新旧あらゆるクルマの評価が得意。MGBとMGミジェット(レーシング)が趣味車。BMW 318iコンパクト(E46)/メルセデスBクラスがアシグルマ。森に棲み、畑を耕し蜜蜂の世話をし、薪を割るカントリーライフの実践者でもあるため、農道のポルシェ(スバル・サンバー・トラック)を溺愛。
  • 撮影

    小川和美

    Kazuyoshi Ogawa

    クルマ好きの父親のDNAをしっかり受け継ぎ、トミカ/ミニ四駆/プラモデルと男の子の好きなモノにどっぷり浸かった幼少期を過ごす。成人後、往年の自動車写真家の作品に感銘を受け、フォトグラファーのキャリアをスタート。個人のSNSで発信していたアートワークがAUTOCAR編集部との出会いとなり、その2日後には自動車メディア初仕事となった。

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