【灼熱の体験】マセラティ ネットゥーノエンジン搭載モデル読者試乗会 現場レポート

公開 : 2024.09.02 12:00

ディーラー試乗とは異なる高揚感が、ドライビングスピリットを刺激

気になるニューモデルがあった際に、試乗してみたいと思うのがクルマ好きの人情だが、それと同時に、ディーラーでのテストドライブは敷居が高いと思うのも、自動車趣味人ならではの心の動きだ。

そこでAUTOCAR JAPAN読者限定のマセラティ試乗会では、助手席にモータージャーナリストが乗るというスタイルで実施。参加者にはリラックスした雰囲気の中で、ネットゥーノエンジンのサウンドを楽しみつつ、パフォーマンスを引き出してもらった。

マセラティ伝統のクーペモデルであるグラントゥーリズモと、最新のミドルSUVであるグレカーレを並べると、その外観の違いから「グラントゥーリズモのほうが勇ましいのでは」と思ってしまうが、そういうわけでもない。

今回の試乗会にはネットゥーノエンジンを搭載しているグラントゥーリズモ トロフェオとグレカーレ トロフェオが供されたのだが、これは説明するまでもなく、SUVとしては車高が低いグレカーレのボディにも、F1由来のプレチャンバー搭載V6ツインターボという強力なパワーユニットが載っているからだ。

グレカーレ トロフェオもシチュエーションを問うことなく、マセラティが磨き上げた究極の内燃機関を味わうことができ、アイポイントの高さを利点として、走行シーンによってはグラントゥーリズモ トロフェオよりも高回転域の鋭いレスポンスを堪能できるのだ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    高桑秀典

    Hidenori Takakuwa

    1971年生まれ。デジタルカメラの性能が著しく向上したことにより、自ら写真まで撮影するようになったが、本業はフリーランスのライター兼エディター。ミニチュアカーと旧車に深い愛情を注いでおり、1974年式アルファ・ロメオGT1600ジュニアを1998年から愛用中(ボディカラーは水色)。2児の父。往年の日産車も大好きなので、長男の名は「国光」
  • 撮影

    小川和美

    Kazuyoshi Ogawa

    クルマ好きの父親のDNAをしっかり受け継ぎ、トミカ/ミニ四駆/プラモデルと男の子の好きなモノにどっぷり浸かった幼少期を過ごす。成人後、往年の自動車写真家の作品に感銘を受け、フォトグラファーのキャリアをスタート。個人のSNSで発信していたアートワークがAUTOCAR編集部との出会いとなり、その2日後には自動車メディア初仕事となった。

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