【灼熱の体験】マセラティ ネットゥーノエンジン搭載モデル読者試乗会 現場レポート
公開 : 2024.09.02 12:00
ディーラー試乗とは異なる高揚感が、ドライビングスピリットを刺激
気になるニューモデルがあった際に、試乗してみたいと思うのがクルマ好きの人情だが、それと同時に、ディーラーでのテストドライブは敷居が高いと思うのも、自動車趣味人ならではの心の動きだ。
そこでAUTOCAR JAPAN読者限定のマセラティ試乗会では、助手席にモータージャーナリストが乗るというスタイルで実施。参加者にはリラックスした雰囲気の中で、ネットゥーノエンジンのサウンドを楽しみつつ、パフォーマンスを引き出してもらった。
マセラティ伝統のクーペモデルであるグラントゥーリズモと、最新のミドルSUVであるグレカーレを並べると、その外観の違いから「グラントゥーリズモのほうが勇ましいのでは」と思ってしまうが、そういうわけでもない。
今回の試乗会にはネットゥーノエンジンを搭載しているグラントゥーリズモ トロフェオとグレカーレ トロフェオが供されたのだが、これは説明するまでもなく、SUVとしては車高が低いグレカーレのボディにも、F1由来のプレチャンバー搭載V6ツインターボという強力なパワーユニットが載っているからだ。
グレカーレ トロフェオもシチュエーションを問うことなく、マセラティが磨き上げた究極の内燃機関を味わうことができ、アイポイントの高さを利点として、走行シーンによってはグラントゥーリズモ トロフェオよりも高回転域の鋭いレスポンスを堪能できるのだ。