まるで洗練されたアウトドアギア ジープ初のBEV、アべンジャーに試乗
公開 : 2024.10.04 13:00
ジープ・ブランド初となるBEV、アベンジャーが上陸。吉田拓生がレポートします。
もくじ
ジープ最小、ブランド初のBEVが上陸
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ジープ初のフル電動化モデル、アベンジャーが日本上陸を果たした。これまで写真で見てきたアベンジャーは、7スロットのグリルやウェッジが効いた端正な5ドアのハッチバック、SUVスタイルのボディなどジープ・モデルの特徴がひと通り揃っている。だが実車を目の当たりにして驚かされるのはそのコンパクトなサイズ感だろう。
全長4105mm、全幅1775mm、全高1595mmという寸法は、これまでジープ・ファミリーの末っ子だったレネゲードよりひと回りコンパクトということになる。アベンジャーのスタイリングを真横から見ると、スパッと切り落とされたような前後オーバーハングと、いかにもオフロードに踏み込みたくなるような地上最低高(200mm)が、四角いボディにジープらしい躍動感を与えている。
またボディ下回りの全周、そして微かに台形を描く前後のフェンダーアーチには無塗装のクラッディング(ガード)が装着されており、タフな走行シーンを彷彿とさせる他、ボディカラーと無塗装の黒い樹脂によって2トーンのコントラストを作り出している。
ボディの前後にはJEEPのエンブレム、そして車名のAVENGERのエンブレムはフロントドアの中ほどに据えられるというスタイルも、ジープの伝統的な様式といえるだろう。