【マクラーレンGTS】飯田裕子が『旅するマクラーレン』で秋の甲州路を堪能

公開 : 2024.10.03 14:30

クルマがますます好きになる大人のドライブコース

一夜の宿は、ラグジュアリーなマクラーレンにピッタリの美食と名湯を愉しむことのできる『常磐ホテル』に滞在した。こちらは武田信玄ゆかりの温泉地『湯村温泉郷』にあり、90年以上の歴史がある老舗だ。

銀座の老舗ステーキ店『ペントハウス』の姉妹店が離れにあり、極上の甲州牛を最高の焼き加減とオリジナルの酢辛子で楽しめる。美しく、厳選された料理に甲州ワインが進む。

建物の風格、出迎えから癒やされたスタッフの方々の温かいホスピタリティ、日本旅館の懐かしさや伝統とともに、エクスクルーシブな時間を過ごしリフレッシュできたことは言うまでもない。

ドライブを満喫した後のお楽しみ。先ずは客室にしつらえられた源泉掛け流しの露天風呂でビバノンノン。3000坪の庭園を愉しみたくて夕に朝に散策し、夕食では地産地消の食材を使った食事を山梨のワインとともに堪能させていただいた。時間が許す限り好奇心を満たす観光やアクティビティもしたいけれど、ここならお宿を目指すドライブだけでも十分に充実感は得られるだろう。

皇室が頻々に訪れ、多くの文豪が作品を生み出してきた老舗ホテル。特に将棋のタイトル戦も行われる離れは、掛け軸や調度品、水屋の設いがすばらしい。
協力:常磐ホテル

マクラーレンのロードカーのステアリングを握ったことがない方は、F1をはじめとするレーストラックから派生したこのブランドのスポーツカーに対し、レーシングカートのようなハードさを想像されるだろうか。確かに軽量化や制御系をはじめとするテクノロジーはロードカーに活かされているが、スムーズなハンドリングや滑らかな乗り心地、迫力のあるサウンドを愉しめるGTSは、決してドライバーを選ぶモデルではない。

帰りの運転中に「次はどこに行こう」と楽しくなるのは、GTSが『旅するマクラーレン』だからこそ。

ガレージのなかに飾っておくのはもったいない、旅するスーパーカー。GTSならではのスピードの世界と快適さのバランス、そして収納スペースに、たった4秒で変わる車高レベライザーなどの実用性。これらが備われば、日常はもちろん、マクラーレンと旅をしないなんてもったいない。

マクラーレンGTS 公式サイトをみる

記事に関わった人々

  • 執筆

    飯田裕子

    Yuko Iida

    免許を取るまではクルマにまったく興味がなかった女子だったが、山に囲まれた実家の近くは折しも峠ブーム。ドライビングやスポーツカーへの興味を抱くようになる。自動車メーカーでOLをしながら弟(飯田章)とレース活動をスタート。退職後「クルマ×人(中心)×生活」をテーマとするジャーナリストに。現在の愛車はポルシェボクスター(981)
  • 撮影

    尾形和美

    Kazumi Ogata

    1961年生まれ。中央大学仏文学科を中退後、本格的に写真を学ぶ。1987年からフリーランス。すべて命あるものの、輝く一瞬を捉え、写真で「シアワセ」を表現することを目指す。主な被写体は、人物、クルマ、建築、料理。公益社団法人日本写真家協会会員。

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