富士の麓で本領発揮! アベンジャーの走破性は期待以上

公開 : 2024.11.01 12:30

アベンジャーの本質に迫るべく、ジープらしいフィールドに持ち込んでの試乗。吉田拓生が解説します。

もくじ

パワフルな走り、フル乗車でも変わらない

ACCはまるで大排気量車? な余裕あり

急速充電1回で広がる行動範囲

パワフルな走り、フル乗車でも変わらない

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ジープ・ブランド初のBEVとして日本デビューを飾ったアベンジャー。前回のレポート(まるで洗練されたアウトドアギア ジープ初のBEV、アベンジャーに試乗)では都内で試乗したファーストインプレッションの模様をレポートしているが、今回は300kmほどの距離をドライブしつつ、ジープらしいフィールドにも持ち込んでみた。

ジープ・ファミリーの末っ子であるアベンジャーに関して気になっていた点は3つほどある。ACC(アダプティブクルーズコントロール)とレーンキープアシストによる自動運転レベル2の仕上がり、FF(前輪駆動)+セレクテレイン™システムという初めての組み合わせが生み出す走破性、そしてBEVといえば! の航続距離である。これらにスポットを当てつつ、アベンジャーの本質に迫ってみた。

走りはじめてすぐに高速道路に合流した今回、最初に感じたのは思いのほか力強いパワー感だった。最高出力は156psだが、BEVなのでスロットルの踏みはじめから最高出力に近いパワーが得られる。全開に近い加速をしてみてもフラットな姿勢を崩さないシャシー側の質感も気に入った。また1名乗車でも4名乗車でも加速感があまり変わらずパワフルなままというのもダウンサイジングのICE車では得られないBEVの美点であると感じた。

ジープ・アベンジャー 公式サイトを見る

記事に関わった人々

  • 執筆

    吉田拓生

    Takuo Yoshida

    1972年生まれ。編集部員を経てモータリングライターとして独立。新旧あらゆるクルマの評価が得意。MGBとMGミジェット(レーシング)が趣味車。フィアット・パンダ4x4/メルセデスBクラスがアシグルマ。森に棲み、畑を耕し蜜蜂の世話をし、薪を割るカントリーライフの実践者でもあるため、農道のポルシェ(スバル・サンバー・トラック)を溺愛。
  • 撮影

    神村聖

    Satoshi Kamimura

    1967年生まれ。大阪写真専門学校卒業後、都内のスタジオや個人写真事務所のアシスタントを経て、1994年に独立してフリーランスに。以後、自動車専門誌を中心に活躍中。走るのが大好きで、愛車はトヨタMR2(SW20)/スバル・レヴォーグ2.0GT。趣味はスノーボードと全国のお城を巡る旅をしている。

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