【古き佳き伝統とゆったりした安心感】ジープ・グランドチェロキーの魅力とは?

公開 : 2024.12.09 15:00

幅広い選択肢もグランドチェロキーの魅力

グランドチェロキーは、ジープのクロスオーバーSUV系ラインナップのフラッグシップモデルだ。初代は1992年に発表され、現行型は2021年に発表された5代目にあたる。

『グランド』と名が付いていることから気づかれる人も多いと思うが、ジープではグランドチェロキー登場以前の1974年から『チェロキー』という、4WDスポーツワゴンをラインアップしていた。これは、現在のSUVのルーツ的な存在といってもいいだろう。

もちろん、チェロキーは現在もラインナップされているが、1990年代初めあたりから、他メーカーと同様のより上級なクロスオーバーSUVを求める声が上がった。これに対応して生まれたのがグランドチェロキーだ。

現行型のグランドチェロキーは、標準ホイールベース(2列5人乗り)の『グランドチェロキー』と、ロングホイールベース(3列6または7人乗り)の『グランドチェロキーL』の2ボディタイプとなり、日本仕様は2021年12月にLが、そして2022年10月に標準モデルが導入された。

パワートレインは、Lが3.6LのV6を、標準モデルが2L直4ターボと、それにモーターを組み合わせたPHEVの『4xe』を設定している。いずれもトランスミッションは8速ATを組み合わせ、駆動方式はもちろんフルタイム4WDだ。

往年の名車『ワゴニア』をインスパイアしたモダンなスタイリングに、上質なレザーなどを採用した余裕の室内空間、そして安全&快適装備はジープのフラッグシップにふさわしく充実しており、まさに現代のジープを代表する1台といえるだろう。

記事に関わった人々

  • 執筆

    篠原政明

    Masaaki Shinohara

    1958年生まれ。某自動車雑誌出版社をめでたく? 卒業し、フリーランスのライター&エディターに。この業界に永くいるおかげで、現在は消滅したものを含めて、日本に導入されている全ブランドのクルマに乗ってきた……はず。クルマ以外の乗りものもけっこう好きで、飛行機や鉄道、さらには軍事モノにも興味があるらしい。RJC会員。
  • 撮影

    神村聖

    Satoshi Kamimura

    1967年生まれ。大阪写真専門学校卒業後、都内のスタジオや個人写真事務所のアシスタントを経て、1994年に独立してフリーランスに。以後、自動車専門誌を中心に活躍中。走るのが大好きで、愛車はトヨタMR2(SW20)/スバル・レヴォーグ2.0GT。趣味はスノーボードと全国のお城を巡る旅をしている。

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