【マクラーレンGTSで疾走!】今井優杏の九州・長崎トリップ
公開 : 2025.01.10 17:20
もくじ
初雪の朝、マクラーレン福岡を出発
きりっと冷えた羽田から飛び立って2時間とすこし。南国を期待して降り立った福岡はその朝、初雪だったのだという。コートの襟を寄せるようにして駆け込んだマクラーレン福岡のスタッフはみんな、以前イベントでご一緒した仲間で、ようこそとあたたかく出迎えてくださった。いつ訪れてもフレンドリーでオープンマインドな、素敵なお店だ。
「朝から降ったり止んだりだったけれど、午後からは上がるみたいですから」との言葉に安堵して、一泊二日のドライブ旅に想いを馳せる。エントランスにはスタッフのみなさんが真心こめて洗い上げてくださった、ピカピカのGTSが佇んでいた。このお店はいつ来たって、本当にあたたかい。
ごく個人的なことで恐縮だが、去年はほんとうにマクラーレンにたくさん乗らせていただいた一年だった。どれもワイド&ローで、空力をそのままヴィジュアルにしたような流麗なデザイン。カーボンだらけで、基本レイアウトをミドシップとするその姿はまさに、レーシングカーそのものだ。そんな地を這うようなポジションに最初こそ怯む心を隠せなかったけれど、複数のモデルでのドライブを幾度も重ねた私はもう、マクラーレンの見た目からは想像できない、意外なほどの操作性の良さを知っている。
なかでも、このGTSの最大の魅力は、前後にラゲッジスペースを備えていることだ。なにかと荷物の多くなりがちな冬の旅において、これはとても嬉しい。ボンネットにリモワのトロリーバッグを、そしてリアラゲッジには嵩張るコートを突っ込んで、ディヘドラルドアを軽やかに閉め、一路今日の目的地、長崎を目指す。