ダイハツ・キャスト
公開 : 2015.09.09 22:55
“生活を彩る自分仕様の軽自動車” といったコンセプトとともに新たに登場したダイハツ・キャストは、ここ最近コペンで見られるように3つのバリエーション展開となる。
発表会当日においてもダイハツが繰り返し主張していたのは “愛着が湧く普遍的な魅力を持ったデザインと高い質感を両立したクルマ” というキーワード。多様化するユーザーニーズに応えている点が自慢である。
その結果生まれたのが ‘アクティバ’、‘スタイル’、‘スポーツ’ であり、同時に購入価格をグッと引き下げている点も、あまり芳しくない軽自動車マーケットで息を吹き返すチャンスになるかもしれない。
ダイハツはキャストについて、1:愛着が湧く普遍的な魅力を持ったデザインと高い質感、2:世界観が全く異なる3つのバリエーション、3:操縦安定性の良さや30km/ℓの低燃費を実現した高い基本性能の3つを特長としている。
エクステリア
“愛着が湧く普遍的な魅力を持ったデザインと高い質感” と声高に謳うだけあって、カラー展開の数はかなりのもの。
新色のスプラッシュ・ブルー・メタリックとフレッシュ・グリーン・メタリックやデザイン・フィルム・トップ(クリスタル調あるいはホワイト)を採用した2トーンカラーを含む全13色となる。
デザイン・フィルム・トップ、もしくはDラッピングと聞いてピンときた向きはなかなかのクルマ好きかも。そう、あのコペンにも採用されているダイハツ独自技術のラッピングなのである。
塗装じゃなくとも大丈夫なの? なんて訝しむことなかれ。筆者は実際に触ったり擦ったりしてみたが強度はかなりのもので、これなら耐久性も期待できると安心した次第。ルーフやルーフ・サイド、スポイラーに採用される。もちろんコスト減にもつながっている。
キャスト・スタイルは都会的なテイストを打ちだすモデルであり、そのためバンパー・モール(フロント/リヤ)やサイド・ロッカー・モールにメッキ加飾を施している。
“台形フォルムのフロント・グリルや15インチ・タイヤの採用で重心の低さをイメージさせ、安定感のある走りを表現している” というのがダイハツの主張だ。
キャスト・スタイルのカラー・バリエーションは、先述のクリスタル調/ホワイトのデザイン・フィルム・トップを採用した2トーン・カラーを含め全13色となる。
キャスト・アクティバは、ダイハツの言葉を借りると “クロスオーバーテイストなエクステリア” ということになる。黒を基調としたホイール(165/60R15)に樹脂ガーニッシュなど、軽のサイズにもかかわらず雄々しい雰囲気である。
これだけのモディファイならば、雄々しいだけに終わり、結果的に ‘安っぽく’ なってしまうのだが、さすがはダイハツ。ガンメタリック塗装のロア・ボディやサイド・ドア・モール、 専用グリルなどでアクティブさの中に上質感も与えている。
キャスト・アクティバのカラー・バリエーションは、やはりクリスタル調/ホワイトのデザイン・フィルム・トップを採用した2トーン・カラーを含め全13色となる。
ディメンションはキャスト・スタイルは全高が1630mm、全長は3395mm、全幅は1475mm。キャスト・アクティバは全高が1630mm、全長は3395mm、全幅は1475mmとなる。
ランプやバンパー上部はスタイル/アクティバともに共通である。