ダイハツ・キャスト

公開 : 2015.09.09 22:55

パワートレイン

パワートレインについて記すためには、グレードのおさらいが必要である。アクティバ、スタイルともにX、X “SAII”、G “SAII”、Gターボ “SAII” の4展開となる。

トランスミッションにMTの存在がないのは時代ゆえか。エンジンはキャスト・スタイル/キャスト・アクティバともにCVTのみの設定となる。

2WD、4WDの2種が用意され、前者のX、X “SAII”、G “SAII”と後者のGターボ “SAII” の最終減速比は4.8、後者のX、X “SAII”、G “SAII” の最終減速比は5.105となる。

エンジンの型式は全グレード共通のKF型。X、X “SAII”、G “SAII” が水冷直列3気筒658ccのDOHCユニットを横置きするのに対し、Gターボ “SAII” のみが同排気量の水冷直列3気筒+インタークーラー・ターボといったかたちを採る。

最高出力はX、X “SAII”、G “SAII” が52ps/6800rpm、Gターボ “SAII” が64ps/6400rpm。最大トルクはX、X “SAII”、G “SAII” が6.1kg-m/5200rpm、Gターボ “SAII” 9.4kg-m/3200rpmとなる。

低燃費は軽自動車マーケットのみならず、すべての自動車に期待されている昨今、キャストももちろん力が注がれている。クールドi-EGRや、樹脂化ボディなど最新のe:Sテクノロジーを採用している点にも表れている。

クールドi-EGRはi-EGRをさらに進化させたものであり、再循環させる排出ガスの温度を低減することで吸気温度を低くすることができ、異常燃焼を抑制。

吸気温度の低減に合わせて、点火タイミングを最適化し、ガソリンの噴出量を少なくすることで、低燃費化に貢献。また燃焼温度の抑制により、クリーンな排出ガスを維持できる優れものである。

2WDのNAで、30km/ℓの低燃費を実現し、エコカー減税の ‘免税’ 対象。その他のグレードも全車エコカー減税対象車となる低燃費性能を実現している。 
 

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