BMW 7シリーズ

公開 : 2015.10.07 21:50

装備

あらゆるメーカーが、それぞれの駐車支援プログラムを提供するなかで、BMWが導いた解は “ドライバーを外に出す” ことだった。

量産モデルとして世界初採用のリモート・コントロール・パーキングは、幅の狭いスペースに駐車する際など、ディスプレイ・キーを操作することで、ドライバーが車外から駐車を行えるものだ。作動中は常にPDCセンサーが作動しており、歩行者の不意な飛び込みには自動停止して対処する。なお、本機能の日本導入は2016年中旬予定だ。

また、興味深い装備としてディスプレイ・キーも上げられる。これは、リモコンキーに備わる液晶表示に時刻、走行可能距離、ロック/アンロックのステータスなどを映すもので、タッチパネル機能で操作することもできる。また、ディスプレイ・キーはスマートフォンと同様に、フロント・アームレスト内でワイヤレス充電することができる。

安全機能については、ステアリング&レーン・コントロール・アシスト、アクティブ・クルーズ・コントロールなどを含むドライビング・アシスト・プラスを全車標準装備。

モデル・ラインナップは、740iおよび740Li、750iおよび750Liで、それぞれにスタンダードとMスポーツが用意される。Mスポーツでは、ダーク・クローム仕上げの素材を用いたMエアロダイナミクス・パッケージ、専用ダブルスポークMアロイ・ホイールなどが備わる。

価格は、740が12,170,000円から14,320,000円。750が14,850,000円から17,010,000円。

あるモータージャーナリストが「iDriveをはじめて触ったときは、なんとも使いづらいと思ったけれど、今じゃすっかり一番良くできたインターフェースだと思う」と洩らしていた。

iDriveの導入から15年。末端まで浸透したのを機に、BMWはジェスチャー・コントロールという次世代のインターフェースに足を踏み入れた。インパネに向かって指先を回す仕草が、当たり前のことになる日も決して遠くはないだろう。

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