フォルクスワーゲン・ティグアン
公開 : 2017.01.17 02:50
エクステリア
VW最新世代のデザインを採用したスタイルは、かなりスポーティ。
サイド・ビューもロング・ホイールベース化と上下2本の直線的なキャラクター・ラインを採用したことで、のびやかなものに仕上げた。
最も特徴的なのは、パサートにも採用される力強い水平基調のフロント・マスクで、これによりボディのワイド感を強調。
もちろん視覚的効果の演出だけなく、実際、ボディサイズも、全長が+70mmの4700mm、全幅が+30mmの1840mmまで拡大し、全高を-35mmの1675mmに抑えることで、ワイド&ローのプロポーションを構築している。
ただ、このサイズ・アップは、デザイン上の理由だけではなく、欧州でコンパクトなSUVセグメントに関心を持つ顧客がサイズアップを求めているというデータに基づくものだという。
インテリア
ボディ・サイズの拡大は、そのままキャビン・スペースの拡大にもつながっている。
全長の+70mmは、すべてホイールベースに充てられ、室内長で+26mm、後席のニー・ルームで+29mmと、より後席の共住性が向上。
また後席のスライド量を180mmと幅を持たせたことで、後席を使用した状態でもラゲッジ・ルームは、先代比+145ℓの615ℓを確保。さらに後席を畳めば、最大1655ℓの収納スペースが出現する。
デザイン面では、スポーティかつ質感の高いインテリアが目指され、乗員すべてが居心地の良い空間を目指している。
もちろん、センター・コンソールは、近年のVW車同様にドライバーを中心に設計され、安全かつ機能的になった。