フォルクスワーゲン・ティグアン
公開 : 2017.01.17 02:50
シャシー&プラットフォーム
新型ティグアンは、VWが投入を進める次世代設計モジュール ‘MQB’ を採用。
既に、ゴルフ、ゴルフ・ヴァリアント、ゴルフ・トゥーラン、パサート、パサート・ヴァリアントの系統のモデルが採用しているが、SUVは初となる。
MQBは、生産効率の向上だけでなく、幅広い車種でモジュラー部品を共有するために、すべての最上級モデルを基準に開発。
これにより、モデル・ラインナップ全体の性能向上が期待できる。つまり、コンパクトSUVであるティグアンにも上級モデルであるパサートの技術も積極的に取り入れられているのだ。
これはボディ剛性についても同様で、ティグアンでもリア・テールゲートのねじれ剛性は7%向上させながらも、ホワイトボディ単体では、先代比12kgの軽量化を実現している。
パワートレイン
パワートレインは、ブルーモーションテクノロジーを採用した1.4ℓTSIエンジンと6速DSGの組み合わせのみ。
エンジンの加給システムは、効率化を追求し、ツイン・チャージャーからシングル・ターボへ変更。
最高出力150ps/5000rpm〜6000rpm、最大トルク25.5kg-m/1500〜3500rpmと先代より最高出力は10psダウンされたものの、逆に最大トルクを1.0kgmアップすることで、スムースかつ力強い走り、そして高い静粛性を実現しているという。
またエコ技術として、アイドリングストップ機能及びブレーキ回生システムに加え、新たに気筒休止機能を採用。
結果、JC08モード燃費は、先代1.4ℓモデル比1.7km/ℓ向上の16.3km/ℓを実現したという。
現時点では、FWD仕様のみとなるが、本国では、2.0ℓ TSI仕様やAWD仕様も設定されており、今後、更なる上級モデルの登場も期待できそうだ。