アウディA3/S3 ―― 国内最速試乗

公開 : 2017.01.26 02:50

セーフティ&コネクティビティ

新しいアウディ A3とアウディ S3は走りいがいにも見るべきところが多い。先進的安全装備の豊富さは群を抜いているのだ。

先進安全装備を惜しみなく

ひとつは ‘アダプティブ クルーズ コントロール’ 。加速と制動が自動制御され先行車との車間距離と速度を一定に保つシステムだ。高速ではとくに疲労度を減じてくれ、かつ人間の運転より燃費は確実によくなる。全モデルに標準装備だ。

‘アウディ プレセンス フロント’ は自動ブレーキシステム。レーダー・センサーが前方の交通状況を常時監視している。緊急時には自動ブレーキで事故の危険を減らす。

‘アウディ プレセンスフロント’ は約10km/hから65km/hで歩行者を、約10km/hから250km/hでほかの車両との事故をを未然に防ぐべく働く。こちらも全モデルに標準装備される。

2017年夏以降の導入モデルからは ‘アウディ アクティブレーンアシスト’、‘アウディ サイドアシスト’、‘トラフィックジャムアシスト’ などの先進システムを組み合わせた ‘セーフティ・パッケージ’ が提供される予定という。

自分で運転するよりいい?

‘アウディ アクティブレーンアシスト’ は車線維持操作をサポートするシステム。ウインカーなしでクルマが車線を逸脱しそうになると、警告を発する。同時にステアリング・ホイールにも介入し、クルマを元の車線に戻す。

‘トラフィックジャムアシスト’ はアダプティブ クルーズ コントロールの拡張機能のひとつである。約0km/hから65km/hで作動。渋滞した高速道路などを走行中、アクセル、ブレーキ、さらにステアリング・ホイール操作も一部システムが代行する。

インフォテイメントシステムも充実した。ひとつはフル・デジタルの多機能ディスプレイ ‘バーチャルコックピット’ 搭載。

同時にデジタル統合技術も進歩し、MMIコントロール・ユニットにはスマートフォンにならったロジックが採用された。それによって「より使い易く」なったとされる。

ナビゲーション・システム(オプション)との組み合わせで、‘アウディ スマートフォン インターフェイス’ が利用できるようになっている。スマートフォンとつないで、車載のモニターで特定のアプリの操作が行えるのだ。

画期的な ‘Bサイクル’ が導入されたのも嬉しい驚きだ。これも知らないと損をしそうである。

 

プロローグ ▶ 新型アウディ S3試乗記 ▶ エンジン ▶ スペック


関連テーマ

おすすめ記事