レクサスLC500/レクサスLC500h
公開 : 2017.03.19 03:30
パワートレイン
「天使の咆哮」のイメージが強いレクサスのフラッグシップ・クーペだが、LCにはガソリン車とハイブリッド車の2車種を用意したのが特徴だ。
ガソリン車 LC500
・4968ccV型8気筒
・最高出力:477ps/7100rpm
・最大トルク:55.1kg-m/4800rpm
・燃費:7.8km/ℓ
レクサスの代名詞とも言える5.0ℓV8エンジン、2UR-GSEを搭載。自然吸気エンジンらしい優れたレスポンスと躍動的なエンジン・サウンドが味わえる。
トランスミッションは、新開発のDierct Shift-10AT。シフトチェンジ時のフィードバックや変速の切れ味まで、心地の良いフィーリングを追い求めたという。
ハイブリッド車 LC500h
・3456ccV型6気筒 + モーター
・エンジン最高出力:299ps/6600rpm
・エンジン最大トルク:36.3kg-m/5100rpm
・モーター最高出力:180ps
・モーター最大トルク:30.6kg-m
・システム総合出力:359ps
・燃費:15.8km/ℓ
LC500hには、マルチステージ・ハイブリッドを採用。これはハイブリッド・システムに有段ギアを組み合わせた世界初の機構だ。具体的には、V6エンジンに電気式CVTと機械式4段ATを組み合わせ、仮想的な10段変速を実現する。
詳しく見ていくと、エンジンの出力は、CVTとして機能するパワースプリット・デバイスによってモーター・ジェネレーター1(MG1)とモーター・ジェネレーター2(MG2)に分配。そこからギアボックス後方の4段ATへ伝えていくというもの。
このうちMG2は4代目プリウスと同じものでトヨタ内製。それ以外はアイシン製だ。
このシステムによって模擬的な10段変速が可能となり、ハイブリッド車のイメージを変える力強い発進加速と高速巡航時の低燃費を達成するという。