レクサスLC500/レクサスLC500h
公開 : 2017.03.19 03:30
シャシー&ボディ
将来のFRラインナップの基礎となる新開発GA-Lプラットフォーム。その出来栄えやいかに。
フロントミドシップ・レイアウトを採用したLCは、軽量のCFRPやアルミ部材を積極的に用いて低重心化を追及。レクサスのフラッグシップ・クーペに、素直なハンドリングと高い回頭性というスポーツ性能を与えている。
脚まわりは、フロント/リアともに新開発サスペンションだ。前輪のハイマウント・マルチリンク・サスペンションは、ダブルジョイント式上下4本アーム構造により運転操作や路面からの入力に対して細かに対応する。
リアはマルチリンク・サスペンションを採用し、安定性と乗り心地に貢献している。
タイヤは20インチと21インチを設定。従来のランフラット・タイヤと比較して乗り心地を向上させている。車両重量は、ガソリン車が1940〜1960kg、ハイブリッド車が2000〜2020kgとなり、重量級と言っていい数値だ。
またSパッケージは、旋回中の加速性能を高めるために、LDH(レクサス・ダイナミック・ハンドリング)システムとトルセンLSDを組み合わせた。
LDHは、後輪の切れ角を制御するダイナミック・リア・ステアリング(DRS)、ギア比可変ステアリングを統合制御。これにブレーキ制御と協調したアクティブ・ステアリング機構をくわえ、トルセンLSD、アクティブ・リア・スポイラーも組み合わせることで、クルマを操る楽しさと安定した車両挙動を両立する。
グレードは、ベース・グレードにくわえ、ガラス・パノラマルーフ/セミアニリン本革シートなどを採用するLパッケージ。21インチ・タイヤ/アクティブ・リア・ウイング/LDH/トルセンLSDなどを備えたSパッケージという3種類を展開。
価格は、LC500が1,300万円(ベース・グレード、Lパッケージ)〜1,400万円(Sパッケージ)。LC500hはそれぞれ50万円高となり1,350万円〜1,450万円という設定だ。