アウディQ2 ―― 国内最速試乗&徹底解説
公開 : 2017.04.26 14:30
■セーフティ/コネクティビティ
先進装備はアウディ基準を満たす
アウディのSUVとしては最小モデルとなるQ2だが、しかしプレミアムカーとそれ以外を隔てる要素となった感があるセーフティとコネクティビティといった先進装備はアウディの基準をしっかりと満たしている。
先進のドライバーアシスタンスを満載
ベーシック・モデルとなるQ2 1.0 TFSIではオプションとして設定されていないものもあるのだが、売れ筋となるであろう1.0 TFSIスポーツや1.4 TFSI CODスポーツでは他のアウディ・モデルと同様の数々の先進装備が用意されている。
30km/h以上の速度で追従走行を可能にしたアダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)や走行中の衝突を回避するためブレーキ操作を行うアウディ・プレセンス・フロントはQ2 1.0 TFSI以外のモデルに標準で装備されている。
一方車線はみ出しを監視しレーンをキープするアクティブ・レーン・アシストや渋滞時の加速減速に加え、ステアリング操作までアシストしてくれるトラフィック・ジャム・アシストはセーフティ・パッケージとしてオプション設定されている。
Q2にはこれ以外にも、クラス感覚を超越した先進装備がラインナップされており、アウディらしい走りの質感の完成に寄与しているのである。
スマホとクルマでできること
ナビゲーションをはじめとするインフォテインメントやスマートフォンとの連携は、現代の自動車に欠かせない装備であり、性能の一部と言える。
Q2 1st エディションはMMIナビゲーション・システムや8スピーカー、スマートフォン・インターフェイスから成るナビゲーション・パッケージを標準装備しているが、カタログ・モデルのQ2でも1.0 TFSI以外ではオプション設定されている。
ダッシュボード中央のナビ・モニター以外にもメータ・パネル内に12.3インチの液晶ディスプレイを装備しており、そこにもアウディ・バーチャル・コックピットとしてメーター類やナビゲーションマップなどの表示を切り替えて映し出すことができる。
ナビはシフトレバーの後方、ドライバーの手元に備わるMMIコントローラーやタッチパッドで直感的に操作ができ、快適なスピード感で動いてくれた。
スマホとはUSB端子とブルートゥースを介して連携でき、スマホ内の音楽や地図、電話といった機能をMMIの操作で引き出せるようになる。
また携帯電話の回線でMMIのネットワークにアクセスすることで情報を集めることができるほか、オペレーター・サービスを利用できるアウディ・コネクトも利用可能となっている。