アルファ・ロメオ・ジュリア、国内公開 価格や装備、グレードを徹底解説
公開 : 2017.09.06 12:00
パワートレイン
直4とV6の2軸 すべて8AT MTなし
日本に導入されるパワートレインは、ガソリン仕様の3タイプ。標準仕様となる「ジュリア」とラグジュアリーな「ジュリア・スーパー」には、アルミニウム製2.0ℓの直列4気筒マルチエアターボエンジンを搭載したFRとなる。
最高出力200ps/5000rpm、最大トルク33.7kg-m/1750rpmを発揮。燃費消費率は、13.6km/ℓ(JC08モード)となっている。
スポーティグレードとなる「ジュリア・ヴェローチェ」にも2.0ℓの直列4気筒マルチエアターボエンジンが搭載されるが、スペックが異なり、最高出力280ps/5250rpm、最大トルク40.8kg-m/2250rpmとよりパワフルに。
燃費消費率は、12.0km/ℓとなるが、こちらはAWDとなるのも大きな違いだ。そして、トップモデルとなるハイパフォーマンスな「ジュリア・クアドリフォリオは、フェラーリのターボエンジンをベースに開発されたという2.9ℓのV6DOHCツインターボを搭載。
最高出力510ps/6500rpm、最大トルク61.2kg-m/2550rpmというシリーズでも飛びぬけて高性能だが、その実力は0-100km/h加速3.9秒、最高速度307km/hを誇る。
さらに高性能マシンがタイムを競うドイツ・ニュルブルクリンク北コースで、2016年当時4ドアセダン最速となる7分32秒を記録し、その実力を世に知らしめた。
そんなハイスペックマシンを敢えてFR仕様としているのもアルファらしいポイントだろう。ただ日本仕様の場合、トランスミッションは全グレードで8速ATとなり、現状ではMTの選択はできないのがやや残念だ。