マツダCX-8 実車写真でガイド 価格/発売日/内装を徹底解説
公開 : 2017.09.14 11:00
パワートレイン
大きく進化したSKYACTIV-D 2.2
フラックシップモデルのCX-8に用意されるのは2.2ℓディーゼルのSKYACTIV-D 2.2のみ。名前だけを見ると2012年から使用されてきたエンジンと同じに思えるが、実は一回り大きいCX-8用には大きく進化した仕様を搭載する。
大きさや重さを感じさせないパワーを得るとともに低燃費を実現するために、可変ジオメトリー大型ターボチャージャーの採用により幅広い回転域で高出力を発揮する。このほか燃焼の改善には超高応答インジェクター、段付きエッグシェイプピストン、冷却水制御バルブを備え、理想的な燃焼に近づけたことからディーゼル・ノック音をほとんど聞こえないレベルにまで低減させている。
これらの改良によりCX-8用のSKYACTIV-D 2.2は最高出力190ps、最大トルク45.9kg-mを発揮する。ちなみにCX-5やアテンザで使われているこれまでのD 2.2ユニットは175ps/42.8kg-mでパワー、トルクとも大きく向上していることが分かろう。
トランスミッションは電子制御6速ATのみが用意され、駆動方式は前輪を駆動する2WDと駆動トルクを制御し走行安定性を高めるi-ACTIV AWDを備える新世代4WDを選ぶことができる。
燃焼効率を高めたことからCX-5の2WDモデルが18.0km/ℓ(JC08)だったのに対し、CX-8は一回り大きくなったにもかかわらず17.6km/ℓ(JC08)を実現した。