2代目アウディQ5/SQ5 日本国内初試乗 エンジンや装備の徹底解説も

公開 : 2017.10.03 20:10

試乗記

アウディSQ5試乗 エンジンはなめらか

トルクがたっぷりあって回転マナーはじつにスムーズ。余裕あるサイズのボディとも相性がよい。

SQ5は静止から時速100kmまでの加速が5.4秒しかかからないなど俊足ぶりが喧伝されている。しかしじつは印象として、落ち着いて乗れるおとなっぽさにもっとも好感がもてた。

1370rpmから51.0kg-mの最大トルクを発生するという設定だけあって、アクセルペダルの踏み込み量はごくわずかで事足りる。

街乗りとか東京都内の首都高速を流すていどなら、1500rpmも回っていれば十分。すこしとばすときも2000rpmを超えることはほとんどなかった。

アクセルペダルの開け閉めは最低限。これなら燃費が11%向上したというメーカーの説明にも納得できそうだ。

8段ティプトロニック(オートマティック)変速機は基本的に上のギアを使って燃費をかせぐ設定であり、同時にアクセルペダルから足を離すとフリーホイール機構が働く。

時速55kmから160kmの間では、アクセルペダルへの負荷がなくなると瞬時にトランスミッションとエンジンが切り離される。

エンジンをアイドル回転にすることで、さらに燃費低減をはかるのだ。運転していても、回転計に注意していないかぎり、それとはわからない。

SQ5には「オート」「エフィシエンシー」「コンフォート」「ダイナミック」「インディビデュアル」そして「オフロード」と6つのモードを持つドライブモードセレクターが備わる。詳しく見ていこう。

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