新型ルノー・メガーヌ 日本仕様の価格、装備、グレード、スペックを徹底解説
公開 : 2017.10.05 22:00
装備
どう考える? 4代目メガーヌの安全装備
これまでフランス車では、積極的に採用されてこなかった先進の安全運転支援機能の搭載も大きなトピックだ。
新型メガーヌには、単眼カメラとミリ波レーダー、最大12個の超音波センサーによる車両の周囲をリアルタイムでモニターできるシステムを採用。これにより、30km/h〜140km/hの領域で作動する衝突被害軽減ブレーキ付きの「エマージェンシーブレーキサポート」、70km/h以上で作動する車線逸脱警告、「オートマティックハイビーム」、「バックモニター」、「パーキングセンサー(GT-ラインは後方のみ)」を全車に標準化。これに加え、GTには、30km/h〜200km/hの領域で作動する車間距離警告のLDW、30km/h〜140km/hの領域で作動する後側方車両検知警告のBSW、ステアリング制御の自動化による駐車支援機能の「イージーパーキングアシスト」などを追加している。内容は充実しているが、衝突被害軽減ブレーキは、完全停止するものではなく、歩行者や自転車、バイクなども検知しない。クルーズコントロールもアダプティブクルーズコントロール(ACC)ではないなど、必ずしも全機能が他社と横並びでないことも記しておく。
車載インフォテインメントシステムが新採用され、ルノー最新の「R-Link2」を全車に搭載。ダッシュボードの7インチのタッチスクリーンでは、ラジオ、オーディオ、ハンズフリー通話、車両設定などが行えるほか、スマートフォンのミラーリングにも対応。これによりApple CarPlayとAndroid Autoのナビ機能を車載モニター上で利用できる。
また日常的な利便性の向上として、カードキーシステムをハンズフリータイプに変更。身に着けておくだけで、ドアハンドルボタンによる施錠と開錠。スタータボタンのみでのエンジン始動などが行えるようになった。