新型スズキ・スペーシア/同カスタム 燃費/価格/内装 これで分かる
公開 : 2017.12.14 11:00
パワートレイン
全車マイルド・ハイブリッド 燃費は?
改良が加えられた658㏄直列3気筒エンジンは、52ps/6.1kg-mの自然吸気仕様を基本とするが、カスタムのみこれに加え、64ps/10.0kg-mを発揮するターボ仕様を設定する。
新型パワートレインの最大の特徴は、全車マイルドハイブリッド化されたこと。これは新型ワゴンRにも採用されているもので、従来型のSエネチャージよりもハイブリッド機能を高めたものだ。高出力化したISG(モーター機能付き発電機)と大容量化した専用リチウムイオンバッテリーにより、最長10秒間のモーターによるクリープ走行と最長30秒間のモーターアシストを可能にしている。さらにアイドリングストップ開始の車速を約10km/hとすることで、減速エネルギー回生する時間を増加させ、効率を高めた。
結果、新型の燃費消費率(JC08モード)は、自然吸気仕様で26.4km/ℓ〜30.0km/ℓ、ターボ仕様では、24.0km/ℓ〜25.6km/ℓとし、全車エコカー減税対象車とした。また新機能として「パワーモード」を追加。これは、スイッチ操作ひとつで、パワートレインの制御変更とISGのモーターアシスト力を強め、力強い加速を実現させるもの。モアパワーが求められる坂道や高速の合流などで活用できる。またFWDが基本となるが、全車にAWDが設定されている。