スズキ・クロスビー徹底解説 価格/燃費/スペック 実車画像で紹介

公開 : 2017.12.25 11:00

 

はじめに ▶ 外観 ▶ 内装 ▶ シャシー ▶ パワートレイン ▶ スペック

装備

MZに、スズキセーフティサポート標準装備

普及が進む先進安全機能だが、クロスビーにも、スズキの先進安全運転技術「スズキセーフティサポート」を採用。単眼カメラとレーザーレーダーを組み合わせたシステムで、歩行者対応の衝突被害軽減ブレーキ機能を含む「デュアルセンサーブレーキサポート」、ペダルやシフトの操作ミスによる衝突の回避または被害軽減を図る「誤発進抑制機能」、約60km/h〜100km/hで走行中の車線逸脱を警告する「車線逸脱警報機能」、約60km/h〜約100km/hで走行中の車線内でのふらつきを警告する「ふらつき警報機能」、信号待ちなどで先行車発進を気づかせる「先行車発進お知らせ機能」、前走車や対向車に配慮したハイビーム切替を行う「ハイビームアシスト」を備える。

さらに目玉となる新機能が、新型スペーシアで採用された「後退時ブレーキサポート」と「後方誤発進抑制機能」の新機能を、スズキの小型車として初搭載したことだ。これらの機能は、10km/h以下で後退中に、リアバンパーに内蔵された4つの超音波センサーが3m以内の障害物を検知し、システムが作動。衝突回避または被害軽減を図る。この超音波センサーは、リアパーキングセンサーも兼ねており、4段階の異なるブザー音で距離を知らせ、駐車を支援する。機能内容は、スペーシアと同様となる。唯一残念なのが、標準装着車は、上級仕様「ハイブリッドMZ」のみで、エントリーの標準仕様「ハイブリッドMX」には、10万6920円のオプションとなることだ。このオプションを選択すると、ハイブリッドMXに非装着となるフロントSRSサイドエアバック、SRSカーテンエアバック、オートライトシステム、ライト自動消灯システムも追加装着される。

このほかに先進安全機能は、スズキ小型車初となる「全方位モニター用カメラパッケージ」もオプション設定。車両周囲360°の俯瞰映像または3Dビュー映像により周囲の状況確認をアシスト。見通しの悪い路地や駐車スペースからの後退発進時に、左右確認をサポートする「前方および後方左右確認サポート」機能も搭載。シフト位置で、表示する前後カメラを自動で選択。さらに接近する移動物を検知すると、モニター表示とブザー音でも知らせてくれる。なお、このパッケージオプションの有効化には、全方位モニター機能に対応する純正オプションナビゲーションシステムとの同時装着が必要となる。

関連テーマ

おすすめ記事