フェラーリ・ポルトフィーノ(Portofino) カリフォルニアT後継 価格/サイズ/スペック
公開 : 2018.02.18 13:40
シャシー
ポルトフィーノ 80kgマイナスの軽量化
ポルトフィーノの開発に際しては、シャシーすべてが見直された。基本部分はフェラーリの定番であるアルミ製スペースフレームを採用するが、特にサスペンション基部や接続部に用いるキャストパーツを中空化できる最新の技術を導入したことによる軽量化が見逃せない。
またAピラー部分を例に較べると旧モデルで21点だったものが2点で構成されるなど設計段階から軽量化が推し進められ、ボディシェルおよびシャシー・コンポーネントを見直しこれまで以上に一体化。これらの改良により剛性は35%強化されるとともに、カリフォルニアT比で80 kgものウェイトダウンを実現し、前後重量配分は46:54とされている。
サスペンションはフェラーリのスタンダードといえるフロントがダブルウイッシュボーン、リアにはマルチリンク式を備える。スプリングの硬度を上げ(フロント:15.5%プラス、リア:19%プラス)ながら、設定の変更と最上の乗り心地を実現する最新のマグナライド・ダンピングシステム(SCM-E)のコンビネーションによって、ビークル・ダイナミクスの最適化が図られ、素晴らしい乗り心地とレスポンスに優れたハンドリングを実現している。