フェラーリ・ポルトフィーノ(Portofino) カリフォルニアT後継 価格/サイズ/スペック
公開 : 2018.02.18 13:40
パワートレイン
ポルトフィーノ V8ツインターボ 40psプラス
ポルトフィーノに搭載されるエンジンは、カリフォルニアTから採用されたフェラーリのダウンサイジング・ターボの先駆けとなった3855ccのV8ツインターボ・ユニットを受け継ぐ。しかしそのまま使用されるのではなく、随所に最新の技術が取り込まれていた。
仔細に見てゆくと高強度アルミ合金ピストン、革新的な形状のコンロッド、特殊成型のハイタンブル・インテーク・マニフォールドの採用とともに、リニアな高・低圧エアダクトによって吸気ロスを削減する一方、ワンピース構造のエグゾーストを使用した新型の排気系により効率も向上させている。
このほかフェラーリが独自に開発した制御ソフトウェアのバリアブル・ブースト・マネジメントは、選択したギアに合わせてトルク発生量を最大化するもの。3速から7速時にエンジンのトルクを最大77.5kg-mまで増大させることによりハイギアリングにでき、燃費も向上させている。
これらに加え総合的なエンジン・マネージメントにより、フェラーリが誇るゼロ・ターボラグの伝統を継承し、ポルトフィーノの最高出力は前モデルに較べ40psプラスの600psを発揮。マイルドなキャラクターながら、0-100km/h加速は3.5秒、最高速度は320km/hと発表され、フェラーリの名にふさわしいパフォーマンスを備える。