BMW X2 日本発売 新小型SUVの内外装/スペック解説
公開 : 2018.04.17 16:40
BMW X2のエクステリア
BMWとして新たなアプローチを行ったエクステリアは、SACらしいクーペライクなスタイリングとしながらも、X4やX6と異なる個性へと仕上げている点は見過ごせない。
最も象徴的なのが、BMWアイコンであるキドニーグリルで、伝統の台形デザインの上下を反転させた末広がりのものとしたこと。これはBMW初の試みだ。
一方で、BMWクーペの伝統を受け継ぎ、CピラーにBMWエンブレムを装着。これはXモデルとしては初となる。サイドシルエットは、傾斜したルーフによりクーペライクに仕立てられているが、ノッチバック風のX4やX5と異なり、X1に近いハッチバックスタイルに仕立てることで、アクティブさと若々しさも演出している。
その流麗なシルエットが物語るように、Cd値も0.28と優秀だ。注目の新グレード「MスポーツX」は、スポーティグレード「Mスポーツ」にラリー・スポーツにインスピレーションを加えたもので、まさにXモデルらしい新スポーティグレードとなっている。
外観のアクセントにフローズン・グレーと六角形のエレメントを用いているのが特徴。また専用形状のバンパーを装着するなど、スポーティさを高める一方で、ダウンサス仕様でありながら、SUVらしい地上高の高さを視覚的に演出するなど、BMWのSUVとしての新たなスポーツ像を提供している。
気になるボディサイズは、全長×全幅×全高=4375mm×1825mm×1535mm(標準車)と、都市部でも扱いやすいもの。サイズ自体も実はX1よりもややコンパクトだ。